母国で初ポール獲得のオリベイラ「特別な気持ち。レースペースには期待できると思う」/MotoGP第15戦予選トップ3コメント

 MotoGP第15戦ポルトガルGPの予選がアウトドローモ・インターナショナル・アルガルベで行われ、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)、ジャック・ミラー(プラマック・レーシング)が会見に出席。予選を振り返り、決勝レースへの展望を語った。

■ミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)/予選:ポールポジション

「長くレースが開催されていなかったこのサーキットで、そしてホームグランプリで、ポールポジションを獲得できて特別な気持ちだ。明日はやるべきことをやり遂げたいけれど、厳しいライバルたちがいる。明日のレースに集中していくよ」

「レースに向けて、僕のペースには期待できると思っている。4種類のタイヤをテストし、同時にバイクのセットアップをする必要があったのは確かだから、そう簡単ではなかったけれど。みんな15周後には何が起こるのか、実際のところわからない。でも、僕はリラックスしているよ。バイクに乗っていてとてもいいフィーリングがあるし、レース全体で安定していられると思う」

「今年のようにいつもとは違うシーズンでは、もう少し安定した結果にしたかった。トップ10以内のフィニッシュを2度逃し、3度もクラッシュした。もっとよくできたと思うんだ。でも全体としては、いいシーズンだったと思う。来年はもう少し強くなれると感じている。経験によってもっと安定してトップ5で戦えると思うんだ」

■フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)/予選:2番手

2020年MotoGP第15戦ポルトガルGP フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)

「スリルのある日だった。午前中はあまりいいフィーリングがなく、いくつかのことを試したりした。でもフィーリングはよくなくて、残念ながらQ2に直接進めなかった。Q1から挑む必要があったんだ。みんな強いライダーだから、それが難しいことだとわかっていた。僕は1分39秒2で(Q1を突破するのに)十分なタイムだと思ったんだけど、ブラッド(・ビンダー)のタイムを見てとても怖かったよ」

「でも幸い、セクター4で改善できて、Q2にも進んだ。そしてQ2ではいい仕事ができた。僕は速かったし、ミゲールにとても(タイムが)近かった。素晴らしかったと思う。MotoGPでは、0.1秒次第で13番手にもなる可能性がある。今日は2番手だった。満足しているよ」

「明日はもちろん大事なレースになる(※モルビデリは現在チャンピオンシップのランキング2番手)。(ランキング3番手の)アレックス(・リンス)はレースのある時点で追い上げてくるだろうと思う。僕は正しいタイヤを選び、アレックスが追い付くまでいいリズムを維持してできるだけ速さを維持しようと思う。常に“スズキゾーン”があるのはみんな知っているわけだから。その“ゾーン”に備えないとね。そのためには、序盤から、タイヤのポテンシャルを最大限に活用しないといけない」

■ジャック・ミラー(プラマック・レーシング)/予選:3番手

2020年MotoGP第15戦ポルトガルGP ジャック・ミラー(プラマック・レーシング)

「最初からフィーリングはいいよ。ポールポジションだったら、確かによかったけどね。でも、MotoGPではフロントロウが重要になる。日曜日のレースをとても楽にするんだ。でも、明日のレースは楽しみだよ。この週末はいつもとは違っていたから。まずコースに慣れるテストがあり、金曜日にはさらに2回、70分のセッションがあった。タイヤは4つの選択肢がある。とても忙しい週末だ。でも、フィーリングには自信がある」

「みんなとてもペースがいいから、スタートから逃げようとするのが大事だと思うよ。僕の戦略はフランコとは少し違っているようだね。終盤については心配していて、何度かタイヤのグリップ低下を経験している。明日はそれを絶対に避けたい」

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