柿右衛門窯 迫力の炎、伝統の薪窯焚き

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特別公開された薪窯たきで、薪を窯に投入する職人=有田町南山の柿右衛門窯

 赤松の薪まき約1000束を使って焼成する伝統の薪窯焚たきが21日、有田町南山の柿右衛門窯で特別公開された。職人が焼成具合を見極めながら薪を窯に投入。炎が噴き出す様子に、観光客らが見入っていた。

 同町内で23日まで開かれている秋の有田陶磁器まつりに合わせて開催。十五代酒井田柿右衛門さんが来年の個展に出品する作品など約500点を窯に入れた。

 前日午前6時に火入れし、火を絶やさぬよう3人1組の2班が交代で四十数時間かけ焼成。立て続けに薪を投げ入れる「せめ焚き」と、約1300度で仕上げる「あげ火」を公開した。

 同窯の碗を愛用する福岡市の50代の女性は「パチパチと燃える音や炎に圧倒された。自然の力で時間をかけるところに伝統の重みを感じる」と感じ入っていた。薪窯焚きは21日はほかに有田ポーセリンパークで実施、22日は源右衛門窯で開かれる。(古賀真理子)

特別公開された薪窯たきで、薪を窯に投入する職人=有田町南山の柿右衛門窯