何だかんだみんな大好き、トップ・オブ・ミニバン「アルファード」【みんなの声を聞いてみた】

2020年10月には日産 エルグランド、翌11月にはホンダ オデッセイと、相次いで高級ミニバンクラスの車種がマイナーチェンジを実施。同クラスでの販売回復を目指していく中、圧倒的支持を誇るのが王者トヨタ アルファード。今や、ファミリーから政財界の面々までもが愛用するまでに上り詰めたトップ・オブ・ミニバンは果たして、車ファン、一般ユーザー、購入検討者などに実際どう捉えられているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。

トヨタ アルファード ハイブリッド エグゼクティブ ラウンジ[E-Four(4WD)/7人乗り]

ライバル勢がマイチェンするも、高い人気を誇る王者アルファード

日産 エルグランド, ホンダ オデッセイ
日産 エルグランド, ホンダ オデッセイ

高級ミニバンクラスで相次いで大きな動きがあった。

まず、2020年10月に高級ミニバンの元祖、日産 エルグランドがマイナーチェンジ。フロント周りを中心にデザインを一新したほか、先進安全技術“360°セーフティアシスト”を全車標準装備した。

次いで2020年11月に、ホンダ オデッセイがまるでフルモデルチェンジ並みの刷新を図った。押し出し感を強めたエクステリアデザインに、上質感が増したインテリア、快適機能の追加などが行われた。

そんな高級ミニバンクラスで現在大人気の車種と言えば、トヨタ アルファードだ。2020年10月の新型車販売ランキング(自販連調べ・軽自動車除く)でも5位に位置し、月販10093台を記録。コロナ禍の影響をもろに受けたはずの上期(2020年4月~9月)でも44311台(月平均7385台)と、400万円以上する高額車にも関わらず、まるで大衆コンパクトカー並みの台数を販売。押しの強いデザインと、誰が見ても納得の明確な高級感が支持を集め、ライバル達を圧倒する強さを見せつけている。

SNS上でのみんなの声は?

近年他のモデルでも定番になりつつある押しの強いデザインを定着させたといっても過言ではないアルファード。得てして「オラオラ系」などと揶揄されることもある同モデルながら、実際SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。

やはり散見されたのは「やたら煽ってくる人が多くて印象最悪」「クルマは良い。乗り手はダメ」「オラオラ系のデザインが苦手。もうちょっと上品さが欲しい」といったもの。そもそものクルマの押しの強いデザインに、そこから想起されるドライバーの印象に難色を示す声が見受けられた。

反対に「オラオラ系とか批判されがちだけど、やっぱりこれくらいの派手顔に惹かれる(笑)」「サイズ、存在感と所有欲を完璧に満たしてくれる」などの、メーカーの狙いにピッタリはまっている声も。

そんな中、意外だったのは「個人的にミニバンは好きではないのですが、子供が小さいうちはやはり便利なので乗っていました」「レンタカーで借りたら驚いた。めちゃくちゃ静かで楽で疲れない。乗ってみて初めて売れているわけが分かった」「当初ハリアー目的でディーラーに。大方予想通りの手ごたえの後、全く興味のなかったアルファードに乗ったら、広いし乗り心地良いし、一目惚れで購入してしまった」といった声。どちらかというと否定派、もしくは興味のなかった層が実車に触れてみたら存外悪くなかった、というものが一定数見受けられた。

さらには「移動は楽だし、価格も幅広いし、法人でもアル/ヴェルが本当に増えた」「高級セダンに比べれば、安いし快適だしで、そっちからの客が流れてると思う」「乗ったら普通に良かった。売れているのわかる」と、人気の高さに納得の声も多かった。

王者アルファードもそろそろモデルチェンジの時期!?

現行型の3代目アルファードがデビューしたのは2015年5月。2017年12月にデザイン変更を伴うマイナーチェンジを実施している。その後も特別仕様車の追加などは行っているものの、特にマイナーチェンジなどは行っていない。

しかしそんな状況の中でも、アルファードは爆売れ状態にある。ましてやモデルチェンジとなれば、その勢いはどうなることやら…。

この情勢に少しでも風穴を開けたい日産とホンダながら、まだまだこの流れは続きそうだ。

[筆者:MOTA編集部]

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