23日（月・勤労感謝の日）は、日本付近は冬型の天気分布となる見込み。晴れる地域でも、22日（日）より空気が冷たく感じられそうだ。

日本海側は雨具が必要

　23日にかけて、日本付近は冬型の気圧配置となる見込み。このため、天気分布も冬型となり、日本海側では雲が多く、所々で雨が降りそうだ。特に、東北では23日明け方にかけて、雷を伴って雨脚が強まるおそれがある。また、北海道では夜を中心に雪となる所もありそうだ。一方、太平洋側では曇りや晴れの所が多く、天気の大きな崩れはない見込み。ただ、全国的に風が強まる所がある見込みで、太平洋側を含め、強風や高波には注意が必要だ。

日ざしがあっても風が冷たい

　23日朝の気温は、広い範囲で22日よりも高く、強い冷え込みはなさそうだ。ただ、北海道や東北北部では22日より低く、内陸を中心に冬日の所もある見込み。23日日中の気温は、この時季としては高めの所が多いが、22日と比べると低くなる見通し。また、冷たい風が吹き、晴れる所も日陰などでは空気がヒンヤリと感じられそうだ。昼間は22日よりも多めに着込むなど、服装選びには注意したい。

次の週末は強い寒気流入か

　この先一週間の気温は、平年より高めの傾向だが、29日（日）頃には平地でも雪を降らせるような強い寒気が新潟県付近まで南下し、全国的に一気に平年を下回る寒さになる可能性がある。引き続き、気温の変化で体調を崩さないよう注意が必要だ。

（気象予報士・佐々木聡美）