【ジャパンキック】瀧澤博人が接戦制してWMO王座を戴冠、シラーが止まらぬ攻撃で完勝

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翼もパンチで果敢に前に出る

 翼はジャパンキックプレ旗揚げ興行から継続参戦。これまでジャパンキックが開催した4大会中3大会に出場し3勝(1KO)と全勝。昨年8月大会では田中亮平とのバンタム級王座決定戦に挑み、全ジャッジフルマークをつける完勝で王座を手にしている。トータル戦績も9戦8勝(4KO)1分と無敗をキープ。押しも押されぬジャパンキックの新エース候補の一角である。

 対する一航はWBCムエタイ日本フェザー級王者の大田拓真の実弟。美しい蹴り技を武器に、昨年4月にWMCムエタイ日本バンタム級王座を獲得。同11月にはNJKF同級王座を獲得し、高校生二冠王者を達成した。今年9月には岩浪悠弥とWBCムエタイ日本バンタム級王座を争い、ドロー判定ながらもチェアマン裁定で三冠目を獲得。兄と共にNJKFの次世代エースとして実績を積み重ねている。

ヒザ蹴りで一航が逆襲に出る

 1R、翼がサウスポーで、右ローを放つと、一航は右ローを返す。両者とも左右のミドルキックを繰り出す。翼の左ストレートに、一航が左フックを合わせる。緊張感のある立ち上がりとなった。

 2R、翼が左ストレートからの左ミドルをテンポ良く繰り出し、左にサークリングする。一航は右ミドル、ローと蹴りを散らす。翼が左ジャブを連続で放ち、ペースを掴んだかに見えたが、一航が左右のボディフックを強打し、掴んでの左ヒザ連打でボディを狙い撃ちして逆襲に出る。

ダウンを奪った一航(左)

 3R、一航がロープ際で左ヒザを2度、翼の顔面に突き上げる。翼は右にスイッチしながら、左ミドル、右ストレートで前に出る。両者とも左右のミドルを蹴り合い、会場を沸かせる。すると、ラウンド終了間際に、打ち合いの中で、一航が左フックをタイミング良くヒットさせて、翼が倒れたところでレフェリーがダウンを宣告。2Rの終盤に好印象を残し、3Rに決定的なダウンを奪った、一航が勝利した。

右ローを走らせる今野

▼第7試合 セミファイナル 72.8kg契約 3分3R
◯今野 顕彰(ジャパンキック ミドル級王者/市原)
判定3-0 ※30-28×2、30-29
●清水 武(元WPMF日本スーパーウェルター級王者/Sbm TVT KICKLAB)

 今野は破壊力満点の拳と鋭いローキックを武器とするジャパンキック ミドル級王者。対する清水はサウスポーから繰り出される左ストレートなどを武器とする元WPMF日本スーパーウェルター級王者だ。

 1R、清水がサウスポー。今野が右ローからの右ストレートをヒットさせる。終盤に、今野がロープに清水を詰めて、右のボディストレートからの左フックを見舞う。

 2R、今野が右ローで先制すると、清水が左ストレートで前に出る。今野は右ストレートをヒットさせ、清水の前進に対しては、右の縦ヒジを見舞う。終盤には左右のローを何度も当てる今野が、好印象を残す。

 3R、今野が右ローを強打すると、清水はパンチで前に出て左ストレート、カウンターの右ヒジをヒットさせる。ロープ際で、両者ともヒジ打ちを振るう。今野は左ボディフックや右ローを終盤まで放ち続け、清水にペースを掴ませなかった。ジャッジは3者とも今野を支持し、今野が判定勝利した。


▼第6試合 ライト級 3分3R
◯リク・シッソー(元WMC日本スーパーフェザー級王者/トースームエタイシン)
TKO 2R 1分51秒 ※左腕の負傷によるレフェリーストップ
●林 瑞紀(ジャパンキック ライト級1位/治政館)

▼第5試合 ライト級 3分3R
△内田 雅之(元日本フェザー級王者/KICKBOX)
判定0-1 ※29-29×2、28-29
△ペッワンチャイ・ラジャサクレックムエタイジム(タイ・ラジャサクレックムエタイジム)
※野崎元気が欠場のため、ペッワンチャイが変更

▼第4試合 ジャパンキック ライト級ランキング戦 3分3R
●興之介(ジャパンキック ライト級2位/治政館)
TKO 1R 2分34秒 ※右ストレート→レフェリーストップ
◯睦雅(同級6位/ビクトリー)

▼第3試合 ジャパンキックvs NKB交流戦 54kg契約 3分3R
◯幸 太(ジャパンキック バンタム級1位/ビクトリー)
TKO 3R 0分22秒 ※レフェリーストップ
●高嶺 幸良(NKBバンタム級2位/NKB・真門)

▼第2試合 ウェルター級 3分3R
◯大島 優作(RIKIX)
TKO 2R 0分42秒 ※出血によるドクターストップ
●鈴木 凱斗(KICKBOX)

▼第1試合 55kg契約 3分3R
◯樹(治政館)
KO 1R 0分43秒 ※右ハイキック
●ペトウタイコン(旭)