県内新たに32人感染 コロナ 医療体制厳しい状況【11月23日朝まとめ】

 県は22日、新たに10代から80代の32人が新型コロナウイルスに感染し、感染者の累計は3999人となったと発表した。5日ぶりに40人を下回ったが、依然として高止まりの状況が続いている。県は県民に対して改めて感染予防対策を呼び掛けた。 病床占有率は60.7%で、県の警戒レベル第3段階の「感染流行期」を維持しているが、糸数公保健衛生統括監は医療機関の受け入れ体制が困難な状況にあることを強調する。「コロナ以外の救急患者が病院におり、見掛けの占有率以上に簡単に受け入れができなくなる状況になっている」との認識を示した。

 新規感染者32人のうち、感染者との接触感染は17人で、内訳は、飲食・会食8人、家庭内感染7人、職場1人、知人・友人1人。残り15人は感染経路不明の「調査中」だった。

 居住地の内訳は、那覇市12人、浦添市6人、沖縄市5人、南部保健所管内で3人、南城市2人、宜野湾市、うるま市、中部保健所管内、北部保険所管内で各1人。直近1週間の10万人当たりの新規感染者は18.74人で全国4位。米軍関係の新規感染者の報告はなかった。

© 株式会社琉球新報社