春高バレー長崎県大会 純心女など準決勝へ

【女子準々決勝、鎮西学院-清峰】第2セット、清峰のOH竹下(左)がスパイクを決める=シーハットおおむら

 バレーボールの第73回全日本高校選手権(春高)長崎県大会第2日は22日、大村市のシーハットおおむらなどで男女の準々決勝までが行われ、男子は佐世保南、長崎南山、鎮西学院、大村工、女子は聖和女学院、清峰、九州文化学園、純心女が4強入りした。
 男女とも上位シード4校が順当に勝ち進んだ。男子の準々決勝は佐世保南が佐世保工、長崎南山が諫早、鎮西学院が長崎北、大村工が海星にそれぞれストレート勝ち。4年連続で同じチームが4強に名を連ねた。
 女子準々決勝の創成館-純心女はフルセットまでもつれ、最終セットは純心女が25-20で制した。聖和女学院は向陽、清峰は鎮西学院、九州文化学園は長崎日大を相手に、それぞれ2セットを連取して快勝した。
 最終日は23日、シーハットおおむらで、男女の準決勝と決勝を実施。準決勝の対戦カードは男子が佐世保南-長崎南山、鎮西学院-大村工、女子は聖和女学院-清峰、九州文化学園-純心女になった。

 女子の清峰は3年ぶりの4強入り。準々決勝は1月の県新人大会4強の鎮西学院にストレート勝ち。7月の県協会長杯はフルセットで競り勝っていただけに、宮崎監督は「ホッとしている。足を動かしてレシーブができていた」と選手たちをたたえた。
 第1セットは12-10からMB荒岩の強烈なサーブが走り、点差を広げて25-18で先取した。19-21までリードされた第2セットは粘り強くボールをつなぎ、OH竹下、MB溝上らがスパイクを決めて逆転に成功。最後は1年生のOH高本がレフトから強打をたたき込み、25-23で制した。
 準決勝は第1シードの聖和女学院と対戦する。県協会長杯の雪辱戦に向け、チームキャプテンのリベロ柳沢は「センターコート(決勝)を目指して、みんなで最後まで諦めずにやりたい」と意気込んでいた。

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