長崎県社会人バスケット選手権優勝 男子、長崎教員ク 女子、ストレッチ 3年ぶり

【写真説明】 【男子決勝、長崎教員クラブー諫早クラブ】第3クオーター6分、長崎教員クラブのフォワード秀暢がシュートを狙う=長崎市民体育館

 バスケットボールの第3回県社会人選手権は22日、長崎市民体育館で行われ、男子は長崎教員クラブが2年連続、女子はストレッチが3年ぶりの優勝を飾った。
 男子は5チームによるトーナメント、女子は3チームによるリーグ戦で競った。
 男子決勝の長崎教員クラブ-諫早クラブは、攻守がかみ合った長崎教員クラブが前半で46-27とリード。後半も秀暢、松崎らインサイドの堅守からフォワード古瀬らが次々とシュートを決めて、94-72で大勝した。
 ともに1勝同士で迎えた女子のCLEAR-ストレッチは、ストレッチが第2クオーーターにフォワード大川らで10点を連取して流れをつかむと、その後も小林、牧島らガード陣を軸に着々と加点。ガード川上聖を中心に粘るCLEARを68-53で振り切った。
 男女とも上位2チームは全日本社会人選手権九州ブロック予選(来年1月30、31日・大分)の出場権を得た。

 男子で2連覇を飾った長崎教員クラブ。決勝は諫早クラブに22点差をつける快勝だった。この試合、32得点を挙げたエース古瀬は「今年入ってきた選手たちの存在がいい刺激になっている」と手応えを口にした。
 今季はガード森山をはじめ、秀暢、松崎、野田のフォワード陣ら大学を卒業したばかりの新戦力が加入。活気づいたチームは、練習で攻守の役割を明確にして「その場しのぎにならない」試合運びを徹底してきた。決勝では相手が速攻や1対1を積極的に仕掛けてきたが、森山が試合を落ち着かせて的確に指示。秀暢、松崎のリバウンド、野田の要所での得点とそれぞれが持ち味を発揮して流れを引き寄せた。
 28日には天皇杯全日本選手権に出場し、Bリーグ3部所属のチームに挑む。森山は「プロ相手にどれだけ通用するか。県代表として、たとえ劣勢になっても諦めずにプレーしたい」と力強かった。

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