都内の越前そば好き必見!新宿でそば打ち体験ができる場所を発見!

福井県は、そばの生産量が全国上位というそばどころ。
福井県のおそばは越前そばと呼ばれ、全国にファンがいるほど人気!
そしてそんな越前そばを、東京で打って食べられる場所を発見したので、体験の詳細レポや、越前そばの特徴を詳しく紹介します。

越前そばとは?

福井県北部の旧国名「越前」の名前を冠した『越前そば』。
見た目は黒っぽく、少し太いのが特徴的。
さらに、濃いつゆにつけて食べるのではなく、大根おろし、ねぎ、鰹節をのせ、だしをかけた「ぶっかけおろしそば」と呼ばれるスタイルで食べることが多いです。

香りが高く歯ごたえもあって、はまってしまうと他のお蕎麦は食べられない!
というほどのファンも多いんです。

まだ食べたことがないという方は、一度福井県を訪れてみるか、以下で紹介するそば打ち体験に参加してみては?

越前そばの詳細はこちら>>越前そばとは?福井県の定番グルメ!その特徴や食べ方は?

新宿で越前そばのそば打ち体験に挑戦!

そんな絶品越前そばのそば打ち体験が東京でできると聞いて、早速行ってきました。

使用するのは大野市と勝山市産のそば粉。
初心者でも比較的扱いやすい2割つなぎの入った二八蕎麦を打っていきます。

参加者1人につき教えてくださる方が1人ついて、マンツーマンで教えてくれるので、初心者でも安心!
ここからは、そば打ち体験の様子を詳しくレポートします。

水回し

まずは、そば粉に水を加える水回しという作業を行います。

そば粉をふるいながらこね鉢に入れ、つなぎとそば粉のムラがないように手で軽く混ぜます。
しっかりと混ざったら、水を加えていきます。
最終的にそば粉の半分の量の水を加えますが、一気に入れずに、まずは半分。

指を立てて、こね鉢にくっついた乾燥したそば粉も混ぜ込みながら混ぜていきます。

これが結構重労働。
どんどん腰が痛くなってきますが、しっかりと混ざるまでひたすら優しく混ぜ続けます。

その後、数回に分けて水を加える→混ぜるを繰り返すと、だんだんとそば粉がまとまってきます。

まとまるまではこねるような動作をせず、我慢してひたすら混ぜ混ぜするのですが、これがなんとももどかしい…のですが、この時にこねるようにしてしまうと、水が均一に混ざりません。

練り

そば粉が水を均一に含んでまとまってきたら、いよいよ練りの作業です。
パンを作るときのようにこねていくと、つるっつるにまとまります。
気持ちいい!

延し

まとまったお蕎麦を三角錐の形にし、上から抑え込んで円盤状にしたら延しの作業の始まりです。
打ち粉をふった台の上で、手の平の下のほうを使って少しずつ円を大きくしていきます。

ある程度大きくなったら麺棒で伸ばし、さらに綿棒に巻きつけて力を入れて転がします。

これだけでどんどん伸びていくことに驚き!

そして、最初は丸かったはずなのに、気づいたら四角くなっていました(笑)

たたみ

ここまでくればもうゴールは目前!
打ち粉をしっかりして畳んでいきます。

切り

最後は最大の見せ場!
お蕎麦の太さにカットしていきます。

これ、自分では結構細く切っているつもりでも、出来上がりが結構太くてびっくりするんです。
お店で見るような細いお蕎麦に切るのは本当に大変なことなんだと実感!

出来上がりはこんな感じ。
越前そばはかなり太いものが多いので、ちょうどいいかも!と開き直りました(笑)

10人前以上を持ち帰ることができて、この日の体験料は3,000円でした。
お得ですよね!

蕎遊房とは

今回のそば打ち体験の主催は越前そば愛好会『蕎遊房』という団体。

代表の横山さんは、東京・青山にある福井県のアンテナショップ『福井南青山291』で以前行われていたそば打ち教室に参加したことがきっかけで、越前そばの美味しさ、そば打ちの楽しさにハマり、2008年に同じく蕎麦好きの仲間とともに「蕎遊房」を結成。

現在は福井県から「越前おろしそば伝承人」に委嘱されたメンバーを中心に、月に2回、新宿で今回のようなそば打ち体験教室を開いています。

すでに開催回数は180回を超え、毎回10〜25組が参加する人気ぶりとのこと。
新宿だけでなく、都内近郊でも年に数回教室を開くことがあり、越前そばの普及に努めています。

そば打ちを通して福井の風土を知ったり、新しい知り合いができたり、楽しいことがたくさんある蕎遊房のそば打ち体験教室。
お近くの方はぜひ参加してみてください!

開催日時、問い合わせ先の他、持ち帰ったお蕎麦の食べ方についても、以下で詳しく解説しています。

 https://dearfukui.jp/gourmet/5323

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