冬から春にかけて必須な『ジャークベイト』の使い方をセンドウタカシが徹底解説!!【苦手ルアーの克服法】

初冬から春にかけて、低水温期にさし掛かると同時に出番が増えてくる「ジャークベイト」。ジャーク&ポーズの「静と動」によるメリハリをつけたアクションで、バイトへと持ち込むテクニカルなルアーがゆえ、アクションの仕方が分からず、苦手意識を持っている方も多いはず! そんなアングラーに向けて、世界に誇る大ヒットジャークベイトをプロデュースしたニンジャさんがQ&A形式で回答! 「使い手によって釣果に差が出るルアーですね。操作は難しくありませんが、ジャークを入れると何がどうなるのかを知ってなきゃいけない。マニュアル車の運転みたいな感じ。寒い時期に使うイメージがあるかもですが、実は通年有効です」とニンジャさん。釣れる技を解説してもらおう!!

【Profile】
センドウタカシ(せんどう・たかし)
ニンジャの愛称でおなじみ。近年はバスだけでなくエリアトラウトのトーナメントに参戦。プロガイド、イベント&メディア出演、そしてルアー&タックル開発など多忙な日々を送る。

Q.ジャークベイトってどんなルアー?

A.「リズミカルに操作することが大切です」

ニンジャ「ジャークベイトは、その名の通り、ジャークで使います。ロッドアクションを入れる必要があるので、最初は戸惑うかも知れませんが、なかでも意識すべきは魚との距離感です。遠くの魚にアピールするときは、足の長い(ダート幅のある)連続ダートで誘うのが効果的。対して、魚に当てるくらいの距離感で使うときは、足の短いアクションが有効。そんな二面性のあるルアーですね」

ハードコアミノーフラット110F&ハードコアミノーフラット110SP(デュエル)

画像は110F

110Fは小魚の浮き上がりをリアルに再現できるスローフローティング設定。フルフラットサイドボディの採用で、明滅による強烈な色調変化を武器に、連続ジャークはもちろん、ただ巻きにも対応する。110SPは強い明滅でリアクションを誘えるモデル。ステイでバイトを引き出せるサスペンド設定で、やや深めの水深1〜1.5m付近を狙える。ニューマグネット重心移動システム搭載で飛距離をしっかりと出すことが出来る。

Q.いつ、どんな場所で効くの?

A.「小魚のいる場所が狙い目です」

小魚を散らせて目立たせる

ニンジャ「ベイトの群れを散らせるのがキモ。エサに同化させて誘うのではなく、群れを散らせて、さらにその中でルアーの存在を目立たせる。ルアーが目印になれば、バスが突っ込んできます」

クリアウォーターのサーチベイト

ニンジャ「ただ巻きは直線的にしか引けませんが、ジャークベイトはジグザグに引ける。アクションの総距離が長く、時間をかけて誘える。特にクリアウォーターでは遠くや深場の魚を寄せやすい」

Q.ジャークのやり方を教えてください

A.「竿先で軽くパチンと弾く感覚です」

ニンジャ「一般的に、トゥイッチは軽め、ジャークは強め、なんて印象がありますよね? でも、僕のジャークはかなり軽めです。皆さんがイメージするトゥイッチに近いかも。竿先の振り幅は同じ。スピードだけ速い。腕でルアーを引っ張るのはNGです。あくまで竿先でルアーを弾く感覚です。ほかにも、リールハンドルをクイックに回転させるリーリングジャークでも連続ダートさせられます。僕が最も意識するのは、魚が両目でルアー(エサ)を追える範囲で左右にダートさせることです」

Q.フローティング、サスペンドの使い分けは?

A .「自分が使いやすいものを選びましょう」

ニンジャ「攻めるレンジに合わせて使い分ける。例えば、僕らはウキウキ(浮き浮き)パターンというんですが、ウイードの上っ面を誘うときなんかは、浮力を生かして根がかりを回避できるフローティングが使いやすい。対して、潜らせて誘うならレンジキープしやすいサスペンドがオススメです」

ハードコアミノーフラット130F&ハードコアミノー130SP(デュエル)

画像は130F

ニンジャ「同じフローティングの110Fに比べ、浮力を高めに設定してある。先に紹介したウキウキパターンに対応するほか、トップウォータープラグのような使い方もできます。対して130SPは全長130mmのボディを生かした強い水押し、そして大きなシルエットで誘える。サスペンド設定で、ラインセッティング次第では水深3mラインまで攻略可能です」

フッキングの方法を教えて!

A .「誘いのジャークで勝手に掛かります(笑)」

ニンジャ「普通は、連続ジャークのあとに2〜3秒のステイ、なんて釣り方がメインになるかな。その場合はフッキングを意識する必要はあまりないかも。次のジャークで勝手にフッキングしていることがほとんど。ビギナーは竿でアワセるのではなく、ラインをしっかり巻くことを意識しましょう」

ニンジャ的オススメタックル

通常用

●ロッド:テクナGP TFGP64CMJ(フェンウィック)
●リール:アルファスSV 105SHL(DAIWA)
●ライン:ハードコア T7 14lb(デュエル)

ショートバイト対策用

●ロッド:SDC-602MMHG-CRUX ドゥームライダー(セディション)
●リール:アルファスSV 105SHL(DAIWA)
●ライン:ハードコア クイックショットCN 16lb(デュエル)

アクションや実釣模様は下記デュエルの動画をチェックすべし!

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