英競争当局、グーグルを予備調査 デジタル広告など巡り

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[ロンドン 23日 ロイター] - 英競争規制当局は23日、オンラインプラットフォームとデジタル広告に関する今年の市場調査に関連して、米アルファベット傘下グーグルについて苦情を受けたと明らかにした。

苦情はテクノロジーや出版企業からなる「開かれたウェブのためのマーケター(MOW)」からで、英競争・市場庁(CMA)にグーグルのいわゆる「プライバシーサンドボックス」技術の導入を遅らせることを望んでいると述べた。

MOWはこの技術について、開かれたウェブからログインや広告などの機能を取り除き、グーグルのコントロール下に置くものだと指摘した。

CMAは声明で「苦情で示された問題を非常に真剣に受け止め、競争法に基づく正式な調査を開始するかどうかを決定するために、慎重に評価する」と述べた。「緊急性があって迅速な介入が必要な場合は、完全な調査の結果が出るまでの間、反競争的な疑いのある行為の停止を命じる暫定措置を課すかどうかも評価する」とした。

グーグルはコメントの要請に対し、すぐには回答しなかった。

MOWによると、グーグルの「クローム」ブラウザーと開発者向けツール「クロミウム」は、出版社や広告主、その他のデジタル企業の運営に関する管理を強化できるように変更されている。これらの変更は2021年初めに完全実施される予定だという。

MOW幹部のジェームズ・ロズウェル氏は「グーグルがこの技術を導入すれば、メディア企業、広告主、テクノロジー企業が消費者とつながる手段をグーグルが実質的に管理することになり、取り返しのつかない変更である」と語った。