福島県農産物の魅力発信 24日「マルシェ」オープン JR郡山駅

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オープンに備え、加工品などを準備する(右から)草野店長、大川社長、尾田部長

 全国からの観光客やビジネス客らに県産農産物の魅力を発信する拠点「駅なかマルシェ」が二十四日、郡山市のJR郡山駅構内にオープンする。市内の民間企業が、びゅうプラザ郡山駅があったスペースを活用し、地元農家から直接仕入れた野菜、果物、加工品などを販売する。新型コロナウイルスで地場産品の売り上げや観光入り込みなどが影響を受ける中、関係者は「農産物の消費回復、元気な福島のPRにつなげたい」としている。

 「駅なかマルシェ」は郡山駅二階の新幹線改札口付近に開設される。約八十平方メートルの店舗に県内の旬の野菜や果物などが並ぶ。当面は農家から直接仕入れた新鮮なホウレンソウ、ネギ、サトイモ、シュンギクなどを販売する予定。加工品もドレッシングや漬物、麺類など幅広く取り扱う。

 びゅうプラザ郡山駅が今春に閉所し、エスパル郡山店が郡山駅から地域貢献を目的にした新たな活用を要請されていた。エスパル郡山店によると、同駅は一日当たり三万人以上の列車の乗降がある。首都圏で行列ができるほど人気がある駅構内での野菜販売に注目。郡山駅で飲食店・もりっしゅなどを運営する市内の企業「森」が企画、県産農産物の移動販売などを手掛ける市内の事業者「ビックメイツ」が運営を担う。

 新型コロナの感染拡大で市内の観光客やビジネス客は落ち込んでいる上、飲食店向けの農産物の出荷が減少するなど影響が出ている。オープンの準備に当たったビックメイツの大川昌義社長は「『元気発信』を合言葉に地元の魅力をPRしたい」と意気込む。駅構内の店舗で日本酒を取り扱う森の尾田康博企画部長は「オール福島の良さを伝えていく」、エスパル郡山店の草野幸雄店長は「地域貢献と駅利用の促進が実現できればうれしい」と目標を語った。

 営業は午前十時から午後六時。当面は無休の予定。列車の乗客以外の利用も可能。問い合わせは駅なかマルシェ 電話080(1693)6057へ。