スマイリー獲得のブレーブス 37歳右腕・モートンにも興味

ドリュー・スマイリーと1年1100万ドルで契約し、先発ローテーションの頭数を揃えたかに思われたブレーブスだが、メジャーリーグ公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンによると、37歳のベテラン右腕チャーリー・モートンにも「強い関心」を示しているようだ。モートンは2002年のドラフトでブレーブスから3巡目指名を受けてプロ入りし、2008年にブレーブスでメジャーデビューしており、もしブレーブスがモートン獲得に成功すれば12年ぶりの古巣復帰となる。

2008年にメジャーデビューしたモートンは、翌2009年6月にネイト・マクラウスとのトレードでゴーキース・ヘルナンデス、ジェフ・ロックとともにパイレーツへ移籍。その後、フィリーズとアストロズを経て2019年からの2シーズンはレイズでプレーした。昨季は自己最多の16勝を挙げ、今季は9試合に先発して38回を投げ、2勝2敗、防御率4.74、42奪三振を記録。ワールドシリーズ終了後に来季オプションを破棄され、フリーエージェントとなった。

モートンは自宅から本拠地まで通えるレイズに残留することが第1希望であることを明言しているが、レイズと同じアメリカ東部に本拠地を置くことはブレーブスにとってアドバンテージになると思われる。西海岸のチームとの争奪戦になった場合、ブレーブスに「地の利」があるのは間違いないだろう。

ブレーブスはポストシーズンで先発3本柱を形成したマックス・フリード、イアン・アンダーソン、カイル・ライトの若手3投手に加え、エース格のマイク・ソローカがアキレス腱の故障から復帰し、1年契約で獲得したスマイリーを加えて先発投手5枚が揃っている。とはいえ、スマイリーには故障のリスクがあり、アンダーソンとライトの2人はフルシーズンでどこまれやれるか未知数。モートンの獲得は純粋な戦力としてのみならず、若手投手のメンターを任せたいという狙いもあると見られる。

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