ブーツのニオイが気になる!予防法とクリーニングの仕方を紹介

ブーツコーデを楽しめる季節になり、毎日のファッションにブーツを取り入れる方も多いかと思います。

しかしブーツを脱いだときに嫌なニオイが……せっかくおしゃれをしても、ブーツが臭いとがっかりしますよね。

ブーツのニオイには原因があります。
ニオイの防止方法とクリーニング方法を知っておくことで、常ににおわないブーツに仕上がります。

ブーツのニオイ対策は秋冬時期に必要な知識ですので、学んでおきましょう。

ブーツのニオイの原因とは?

脱いだあとのブーツから漂う嫌なニオイ。
その原因は、雑菌です。

ブーツの中は密閉されているため、足の熱がこもってしまいます。その結果、汗をかきブーツや足が湿りますよね。
高温多湿な環境が作られると雑菌は活動しやすくなり、皮脂やブーツ素材の分解を繰り返します。その過程でニオイが発生するとされています。

《ブーツのニオイ防止策》ブーツ本体

大切なのは、におう前にブーツの中に菌を増やさないこと。

ブーツのニオイ防止策を知り、ブーツが臭くなるのを防ぎましょう。

日陰干し

ブーツに限らず、靴は脱いだら日陰干しをするのがオススメです。

靴全般のインソールには、汗や水分を吸収しやすい素材が使われています。そのため、水分がたっぷり。放っておけば雑菌の温床となるでしょう。

日光にあてた方がたしかに乾きも早いですが、強過ぎる陽の光は靴の色褪せや傷みの原因になります。玄関に日陰干し用のハンガーを設置し、夜中のうちに干しておくのが良いでしょう。

ドライヤー・新聞紙で乾かす

ドライヤーや新聞紙も、ブーツの湿気取りにピッタリです。
ドライヤーの風を直接ブーツの内側にあてましょう。時間は2~3分程度、あまり同じ箇所ばかりに風をあてず、インソール全体を乾かします。

ドライヤーをいちいちあてるのが面倒くさいという方は、ブーツに向かってサーキューレータを回しておくのも良いですね。

新聞紙も、ブーツの湿気取りとして優秀なアイテムです。
木材チップや古紙でできた新聞紙は、湿気をグングン吸収する性質を持っています。
クシャクシャに丸めた新聞紙をブーツの底に入れておけば、不要な水分を吸い取ってくれるでしょう。
ドライヤーと合わせ技をすれば、さらに効果的です。

中敷を入れる

中敷のなかには、消臭・抗菌機能を持ったものがあります。ブーツの中に入れれば、菌の繁殖を防ぎニオイをとってくれます。
足裏のクッション性もプラスされるため、履き心地もアップします。

除湿剤でさらに湿気対策

ブーツ自体の乾燥も大切ですが、忘れてはいけないのが保管場所の乾燥です。
いくらブーツが清潔であっても、靴箱の中に湿気がたっぷりあれば、靴箱内で繁殖した菌がブーツにもうつってしまいます。

ブーツをしまう靴箱の中にも除湿剤を置きましょう。

ブーツはローテーションして履く

時には面倒くさくなって湿気対策をさぼりたくなる日もあるでしょう。そんな状態で翌日も同じブーツを履いたら、さらに雑菌が増加します。
雑菌が増えすぎたブーツにニオイ対策をしても、思ったような効果は得られないかもしれません。

ブーツは毎日同じものを履くのではなく、2~3足をローテーションするのがオススメです。
ニオイ対策にはブーツに休憩を与えることも大切だと、覚えておきましょう。

《ブーツのニオイ防止策》足のケア

足はとくに汗腺が多いため汗をかきやすく、雑菌が繁殖しやすい場所です。足のケアをしっかりすることで、ブーツへのニオイうつりが防げます。

角質ケアをする

かかとのガサガサの角質は、それ自体にニオイはありません。しかし常在菌が角質を分解することで、嫌なニオイが発生します。
とはいえ、角質をガシガシとこすれば傷がつき、さらに菌が繁殖してしまうかも。

角質のケア方法は下記の記事で詳しく解説しています。気になる方は参考にしてくださいね。

除菌シート・制汗剤を使う

除菌シートや制汗剤を足に使うことで、菌の繁殖が防げます。もちろん、除菌シートは手をふけるタイプのものを選んでください。制汗剤はスプレーでもクリームでもジェルでも、どれでも構いません。扱いやすいものを選び、靴下を履く前の足に塗布しましょう。

ただし制汗剤も除菌シートも長時間の効果は期待できないため、出先でのケアも忘れずに。

ブーツにニオイがついてしまったら?クリーニング方法

対策をしていてもブーツにニオイがついてしまったら、クリーニングをしましょう。特別なものはなくても大丈夫。自宅でもブーツのニオイ取りクリーニングができます。

重曹

お掃除の万能アイテムである重曹は、ブーツのニオイ取りとしても優秀なアイテムです。

重曹の弱アルカリ性の成分には、ニオイのもとを分解する働きがあります。人間の汗や皮脂といった成分に特に強いため、ブーツにこもったニオイ対策として活用できます。

重曹をそのままインソールにまいても良いですが、あとで残った重曹を掃除するのが面倒くさいですよね。
薄手の靴下やストッキングに重曹をつめ靴の中に入れておけば、簡単にニオイケアができます。2~3か月が効果持続期間なため、期間が過ぎたら中身の重曹の交換をしてください。

靴消臭スプレー

靴用の消臭スプレーを使うのも、良い方法です。
お茶成分のものや香り付きのものなど、さまざまな消臭スプレーが市販されていますが、「銀イオン」が配合されたタイプをオススメします。
銀イオンには抗菌効果があり、ニオイを消したあとも雑菌の繁殖を防ぐはたらきがあります。

また、ミストタイプではなく拡散噴射タイプ(ボタンを押せば出続けるタイプ)であることも大切です。
ミストタイプは飛沫が大きいため、シュッとまいたあとにブーツに水分が残ってしまいます。拡散噴射タイプは飛沫が小さく乾燥も早いため、スプレーしたあとすぐにブーツを履けます。

まとめ

秋冬時期は、ブーツのニオイに悩まされる日が増えるかもしれません。ニオイの対策方法を知っておくことで、ブーツを脱ぐのにも抵抗がなくなります。日頃からブーツのニオイには敏感になり、適切なケアをしていきましょう。

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