Snapchatもショート動画サービスに参入、100万ドルの報酬プログラムを用意

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SnapchatがTikTokやInstagramのReelsに対抗するようなショート動画サービス「Spotlight」の提供を、北米、欧州、オーストラリアとニュージーランドで開始した。Spotlightにクリエイターを惹きつけ、ユーザーのSpotlightの利用を促進するように、Snapはユニーク視聴数の多いビデオのクリエイターに2020年末まで毎日、100万ドルの報酬を分配する。

Spotlightは、SnapchatユーザーがキャプションやSounds、Lensesといったクリエイティブツールを駆使して作成したオリジナルのショート動画を披露するショーケースのような場だ。Snapchatアプリに新たに設けられたSpotlightタブを開くと、ショート動画の再生が自動的に始まり、タップまたはスワイプで次の動画にテンポよく切り替えられる。

TikTokのようなショート動画サービスとしてSpotlightは後発になるが、Snapchatではこれまでもユーザーとフレンドの間でショート動画が共有されてきた。ユーザーのカメラロールやメモリーズには、すでにたくさんのオリジナル動画が存在しており、ショート動画作りのノウハウやアイディアを持ったユーザーがたくさんいる。それらがTikTokに対抗する上でSnapchatの武器になる。広く共有することを前提としていないSnapchatコミュニティではショート動画の公開に対して心理的な抵抗もありそうだが、Spotlightではユーザーがプロフィールの公開を選択しない限り、Spotlight Snapにはハンドルネームが表示されない。また、公開コメントやリミックスも不可。他のショート動画サービスに比べると、匿名性の強いサービスになっている。

報酬プログラムのあるSpotlightにSnapを投稿できるのは16歳以上。投稿できるスナップは、コミュニティガイドラインに従った内容で、「13歳以上」のユーザーを対象とした60秒以内の縦長の動画。セールスや宣伝目的のコンテンツ、なりすまし、詐欺的な内容などは不可。Spotlightを成功させるために、Snapはコンテンツの質にこだわっており、クリエイティビティを発揮したビデオを投稿するように呼びかけている。例えば、カメラロールやメモリーズから手当たり次第に投稿しているようなケースには、しばらく投稿に制限を設ける可能性があるという。

Snap独自のアルゴリズムによって、投稿されたSnapがガイドラインに違反していないか確認し、そのビデオを好みそうなユーザーに配信する。最初は100人のユーザーグループに配信し、視聴した人達の反応が良かったSnapは次に1,000人のユーザーグループに配信を拡大するというように勝ち残り方式で動画を評価していく。Spotlightを通じて、クリエイティブなSnapchatユーザーが収益を上げられる仕組みを確立しようとしており、100万ドルの報酬プログラムに続いて広告プログラムの導入も計画している。