山口紗弥加、財前直見、桜庭ななみが「ドリームチーム」で人生一発逆転を懸けて奮闘

NHK総合では2021年1月22日から、山口紗弥加が主演を務め、財前直見、桜庭ななみが共演する連続ドラマ「ドリームチーム」(金曜午後10:00)がスタートする。

ドラマは、高校時代にバスケットボール部のキャプテンとして青春を懸けたという共通点を持つ、すてきな主婦からふびんな妻へ転落した主人公・榎木香菜(山口)と、突然の左遷と彼の浮気発覚に沈む鶴賀優子(財前)、“盛った”ことがばれてSNSが大炎上した三代澤茜(桜庭)が、逆境を乗り越え、新たな人生へと踏み出していく姿をすがすがしく描くもの。脚本は、「ファーストラヴ」(NHK)、「初めて恋をした日に読む話」(TBS系)などの吉澤智子氏が手掛ける。

バスケ部の恩師・安東勝仁(伊武雅刀)のお別れ会に集まった元女子部員たち。中でもひときわ不幸のオーラをまとう元キャプテンの3人・香菜、優子、茜。それぞれが予想もしなかった出来事に見舞われたばかりで、「自分のピークは高校時代だった…」と自嘲する。そんな中、恩師の妻・佳恵(余貴美子)からの一言で事態が急変。「バスケ寮に住まない?」。一つ屋根の下に住むことになった3人に、恩師の息子・悠一(味方良介)、香菜の娘・ 環(根本真陽)も加わり、世代の違う6人の“疑似家族”生活が始まる。それぞれが懸命に変わろうとする中、果たして彼女たちの人生に一発逆転はあるのか?

山口演じる香菜は、最愛の娘とコメンテーターとしても活躍する大学教授の夫・圭吾(前川泰之)と暮らし、ママ友からは羨望の的だったが、現実はモラハラDVの夫に抑圧された生活をひた隠しにしてきた女性。ある日、夫が女子大生相手にセクハラ、アカハラ(アカデミック・ハラスメント)をしていたことが週刊誌にすっぱ抜かれ、必死で繕ってきた自分、家庭、人生のすべてが壊れる。追い詰められた香菜は家を飛び出し、かつて青春を過ごしたバスケットボール部の寮に住むことを決める。

山口は「これまでなかなか共感できない『怖い役』が続き、そういう役に魅力を感じつつも、等身大の女性を演じたい!という内なる願望が募っていく中でいただいたお話でした。日々何かを諦め、我慢しながら、最善、最良を目指して懸命に生きる香菜に共感し、背中を押される毎日です」と心境を語る。

そして、「台本の中でそれぞれに事情を抱えた世代の異なる女たちの掛け合いがとても面白く描かれていて『生命力』 を感じます。そう、いつの時代も女性たちはおしゃべりです(笑)。 厳しい状況が続く今、『生きづらい世の中を自分なりに精いっぱい、生ききる!』『1人ではなく、チームで勝つ!』『最後には必ず“ドリームチーム”にしてみせる!』。そんな思いを届けられたらいいな、とひそかな野望として思っています(笑)」と意気込み、「ぜひ、ご自身の物語として見ていただけたら…うれしいです。よろしくお願いします」と呼びかける。

また、財前演じる優子は、大手広告代理店の総合職で、努力至上主義な“バリキャリ”。年下彼氏と人生を謳歌(おうか)していたが、ある日、セクハラと パワハラで訴えられ左遷された挙句、彼氏の浮気が発覚。仕事能力と反比例するかのように恋愛偏差値は低いという役柄だ。また、桜庭が演じる茜は、実生活は地味な自分に反して、SNSの中でキラキラ女子を繕い「いいね」をもらうことが何よりの楽しみだったが、あることが理由で大炎上。それでもリアルな生活になじむことができない。

財前は「三人寄れば文殊の知恵。年齢や、キャリア、収入、肩書き等関係なく、『人』としてお互いを認め合い調和し合い、補い合うそんな関係が築ける世の中になればいいなと思えるドラマです」と見どころを伝え、「山口紗弥加さん、桜庭ななみさんとの掛け合いを楽しんでいただけたらうれしいです。年長者、頑張ります!」と気合十分。

演じる茜について「SNSで自分の居場所を見つけた女子です」と説明する桜庭は、「今の時代だとSNSは身近にあり共感してもらえる部分も多いかと思います。あっけらかんとした性格で、でもどこか孤独を感じている茜が、山口さん演じる香菜や財前さん演じる優子とどう関わっていくのか楽しみにしていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せている。

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