井浦新、北村匠海が高畑充希主演「にじいろカルテ」に出演

テレビ朝日系で2021年1月にスタートする連続ドラマ「にじいろカルテ」(木曜午後9:00、開始日未定)に井浦新と北村匠海が出演することが決まった。

主人公の紅野真空(高畑充希)は、東京の大病院の救命救急の現場で医師として働いていたが、突然ある病が発覚してしまう。それでも仕事を続けていきたいと葛藤し、偶然知った山奥の小さな村の「虹ノ村の診療所」で病を隠して働くことになる。真空はそこでヘンテコな外科医、看護師の男2人と一つ屋根の下でシェアハウス生活を送り、個性豊かな村人たちと出会っていく。時に笑い、時に泣き、けんかしながらも熱く命と向き合い、真空が成長を遂げていく医療ヒューマンドラマだ。映画「神様のカルテ」や「僕とシッポと神楽坂」(同系)などで知られる深川栄洋監督と、「ひよっこ」「ちゅらさん」(ともにNHK)をはじめ、「イグアナの娘」(テレビ朝日系)や「ビーチボーイズ」「最後から二番目の恋」、現在放送中の「姉ちゃんの恋人」(すべてフジテレビ系)と数多くのヒット作を生み出してきた岡田惠和氏が脚本を手掛ける。

井浦が演じるのはツナギ姿にサングラスをかけ、本業は農家だと豪語するヘンテコな外科医・浅黄朔。自身の役柄について井浦は、「何か深いものを背負って村に来ているんですけど、きっと視聴者の皆さまは、何かを背負っているとは気付かないくらい、無邪気で奔放で。自分が話題の中心にいないとつまらなくなって、すぐに自分の話題を放り込んでいく…押しが強い妖怪みたいな存在です」と紹介。

一方、北村は韓流ドラマの俳優のような前髪ぱっつん姿が特徴的な、看護師・蒼山太陽を演じる。「太陽は沸点が低くて、朝食の準備をしていると思ったら、突然朔先生に対して大声でブチ切れたりするキャラクター。そして一気に100℃まで上がった熱がすぐに冷水に戻るみたいな…波のあるカロリーが高い役です」とコメント。

高畑、井浦、北村は本作が初共演ながらも、すでにそれを感じさせないほど熱い絆が芽生えているようで、北村は「高畑さんはすごく明るい印象のまま、そして予想をはるかに超えるフレンドリーさで。とても頼りになるし、親しみやすい座長です。井浦さんは大先輩ですが、音楽とか共通の趣味がたくさんあって、撮影合間も自然の中で一緒にお弁当を食べたり。今は “本当の兄貴”のように思っています」と仲のよさをアピールする。

井浦も「充希さんは、こちちが年上なのに隅でもじもじしていたら、向こうから飛び込んできて、声をかけてくれる優しさを持っている方で。3人の中心にいつもいてくれます。匠海くんは自分の22歳の頃と比べると随分大人っぽくて話しやすいんです。匠海くんと話していると年を忘れてしまうくらい妙に話が通じ合ったりして。そういう受け皿がある方だと感じています」と語り、3人の距離感の近さをうかがわせている。

撮影について、北村は「すてきな先輩方に囲まれるのもすごい楽しみでしたし、深川監督とお会いした時に『いろいろチャレンジすることが多いと思う』と言われ、この作品のお芝居を通して自分も役も成長できるかもしれないと感じたので、本読みの時点ですでにワクワクしていました。現場は本当に楽しくて、お二人としゃべっているのを、そのまま芝居でもやっている感じです。アドリブも入って、普通に会話しているのを撮られているみたいな瞬間もあったり。そういう瞬間が本当に楽しくて、助け合いながら、笑い合いながらやっています」と報告。さらに「いろんな“妖怪”みたいな人たちが出てくるドラマではあるのですが(笑)、人の温かさは、監督をはじめ皆さん心の内にはしっかり刻みながら芝居をしているので、今こういう大変な世の中で、このドラマを通して人の温かみに触れられるものにはなるのではないかなと思っています。また、僕たちが毎日撮影現場で流すその汗と涙、そして笑顔が詰まっているので、楽しみにしていただければと思います」とメッセージを寄せた。

井浦は、以前高畑が、深川栄洋監督の優しくもスパルタな指導について触れていたとおり、「撮影はかなりハードルは高いんです」と述べつつも、「その難しさが3人だったら超えていける、3人で助け合えるから何が来ても大丈夫だなって思います。ワンシーン、ワンシーンに、僕たちみんなの熱量が詰まっているので、何げないシーンだったとしても、楽しく見ていただきながら、そこから何か生命感のようなものを感じ取っていただければうれしいです。そして、見てくださった方の背中をちょっと押してあげられるような、エネルギーになるような作品にしたいと思います」と意気込みを述べている。

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