質感高すぎ! 日産 新型ノートを撮りおろし写真で徹底解説【外装編】

2020年11月24日、日産のコンパクトカー「ノート」がフルモデルチェンジを実施した! 新型ノートはデザインを一新。プラットフォームやパワートレインも新設計となるなど、全ての面で生まれ変わった。12月23日より正式発売となる3代目ノートを、撮りおろし写真ともにサクッと解説する。まずは外装編から。

日産 新型ノート e-POWER[2020年12月23日発売・3代目] [撮影:小林 岳夫]

日本で最も売れている日産車ノートがフルモデルチェンジ

日産 ノートは、2005年登場の初代以来146万台を売った日産を代表するコンパクトカーだ。特にここ日本では最も売れている日産車であり、日産としても絶対にハズせない1台として相当に力が入っている。

プラットフォームの刷新や第二世代のe-POWER採用など、メカニズムの面でも多くのニュースがある新型ノートだが、まずは内外装のデザインから紹介していこう。

新型ノートは日産の新世代デザイン第一弾

新型ノートは、ちょうど新世代に移行する日産デザインの国内第一弾として登場した。新世代デザインの共通キーワードは「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」。全世界に広くクルマを売るグローバル企業とはいえ、日本メーカーによる日本発のデザインであることを改めて見つめなおした格好だ。

まずは撮りおろし画像と共に、ディテールに至るまで非常に凝った外装デザインを詳しくチェックして欲しい。

NISSANの新ブランドロゴを国内で初採用。斜めに交錯するグリル形状は、建具などに施される日本の伝統工芸「組子」をイメージした和テイストで日本の風景に馴染むデザインとした,日産の顔「Vモーショングリル」も新世代に進化し、ヘッドライトとメッキのグリル形状を綺麗に一体化させた。ボンネットの平滑な面もコンパクトカーとは思えぬ質感だ
NISSANの新ブランドロゴを国内で初採用。斜めに交錯するグリル形状は、建具などに施される日本の伝統工芸「組子」をイメージした和テイストで日本の風景に馴染むデザインとした,日産の顔「Vモーショングリル」も新世代に進化し、ヘッドライトとメッキのグリル形状を綺麗に一体化させた。ボンネットの平滑な面もコンパクトカーとは思えぬ質感だ
2021年発売予定の新型電気自動車「アリア」とも一貫性をもたせた、新世代日産デザイン「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」の市販第一弾となる, 張りのある形状のボディサイドに抑揚をもたせることで、見る角度によって違った表情をみせてくれる。5ナンバーのコンパクトカーとは思えない存在感だ
2021年発売予定の新型電気自動車「アリア」とも一貫性をもたせた、新世代日産デザイン「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」の市販第一弾となる, 張りのある形状のボディサイドに抑揚をもたせることで、見る角度によって違った表情をみせてくれる。5ナンバーのコンパクトカーとは思えない存在感だ
ボディサイズは全長4045mm×全幅1695mm×全高1505mm、ホイールベースは2580mm。先代ノートに比べボディ前後を切り詰めて全長を55mm短くしたいっぽうでホイールベースは20mm伸びている, 立体的な形状の左右テールランプを結ぶ横一文字のラインとNISSANの文字が、重たくなりがちなハッチバックゲートのリヤ形状をすっきり引き締めることに成功している
ボディサイズは全長4045mm×全幅1695mm×全高1505mm、ホイールベースは2580mm。先代ノートに比べボディ前後を切り詰めて全長を55mm短くしたいっぽうでホイールベースは20mm伸びている, 立体的な形状の左右テールランプを結ぶ横一文字のラインとNISSANの文字が、重たくなりがちなハッチバックゲートのリヤ形状をすっきり引き締めることに成功している

コンパクトカーの領域を超えた存在感と先進性、そして質感の高さ

日産 新型ノートの外装写真を見て気付かれた方も多いかもしれない。外装のデザインテイストには、2021年登場の新型電気自動車(EV)「アリア」と共通性が非常に多い。

アリア同様に緻密なディテールと大胆な面の組み合わせで、5ナンバーサイズのコンパクトカーらしからぬ強い存在感と先進性、そして質感の高さをも実現させていることに驚かされる。

薄型のヘッドランプ形状とVモーショングリルのメッキを違和感なく融合させたことで見た目の質感も高く、ブラックの格子グリルとの組み合わせでさらにクール表情を際立たせる, ヘッドライトにはハイ/ロー合わせ片側4つのLEDをレイアウトし、下部にはLEDのシグネチャーランプを配置することで、e-POWERの先進イメージを表現する
薄型のヘッドランプ形状とVモーショングリルのメッキを違和感なく融合させたことで見た目の質感も高く、ブラックの格子グリルとの組み合わせでさらにクール表情を際立たせる, ヘッドライトにはハイ/ロー合わせ片側4つのLEDをレイアウトし、下部にはLEDのシグネチャーランプを配置することで、e-POWERの先進イメージを表現する
フロントとは異なり、横一文字の細いガーニッシュ上には新しいブランドロゴではなく「NISSAN」の文字がスッキリと入る, ライト・ブレーキ灯・バックランプ・ウィンカーを全点灯した状態。リヤはLEDではなくハロゲン灯が使用される
フロントとは異なり、横一文字の細いガーニッシュ上には新しいブランドロゴではなく「NISSAN」の文字がスッキリと入る, ライト・ブレーキ灯・バックランプ・ウィンカーを全点灯した状態。リヤはLEDではなくハロゲン灯が使用される
上級のXグレードに標準装備される16インチのフルホイールカバーは非常に凝ったデザインだ, こちらは日本刀から着想を得たというシャープなデザインの16インチアルミホイール(オプション)
上級のXグレードに標準装備される16インチのフルホイールカバーは非常に凝ったデザインだ, こちらは日本刀から着想を得たというシャープなデザインの16インチアルミホイール(オプション)

ここまで、非常に凝った造りの日産 新型ノートの外装の詳細を見ていただいた。続いて次回はインテリアについてご紹介する。こちらも外装同様にコンパクトカーらしからぬデザインだ。詳細は11月26日公開予定なのでお楽しみに。

[筆者:トクダトオル(MOTA編集部)/撮影:小林 岳夫]

日産 新型ノート X[FF/ハイブリッド] 主要諸元(スペック)

ボディサイズ:全長4045mm×全幅1695mm×全高1505mm/ホイールベース:2580mm/車両重量:1220kg/乗車定員:5名/エンジン種類:HR12DE型 直列3気筒 ガソリン DOHC(発電用)/総排気量:1198cc/最高出力:82ps(60kW)/6000rpm/最大トルク:10.5kg-m(103Nm)/4800rpm/使用燃料:無鉛レギュラーガソリン/駆動方式:FF(前輪駆動)/フロントモーター種類:交流同期電動機/フロントモーター最高出力:116ps(85kW)/2900-10341rpm/フロントモーター最大トルク:28.6kg-m(280Nm)/0-2900rpm動力用主電池:リチウムイオン電池/タイヤサイズ:185/65R16/燃料消費率:28.4km/L[WLTCモード燃費]/メーカー希望小売価格:218万6800円(消費税込)

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