
交通事故解消の期待を担う車の「自動運転」。長野県塩尻市で24日、公道を使ったバスの実証実験が始まりました。
(記者リポート)
「今、バスはゆっくりと左折しています。運転席にドライバーは座っているんですが、ハンドルは自動で動いています」
塩尻市やアルピコホールディングス、KDDIなどが始めた自動運転バスの実証実験。およそ5キロの周回コースを20分で走ります。
カメラとセンサーで「走る、曲がる、とまる」は自動化され、いざという時はドライバーが代われるようにしています。
試乗した市民:
「もっとノロノロかと思った。これだったら文句ない」
「非常に自然で驚いた。うちの家内より運転うまい」
自動運転の拠り所となる3次元地図作りには市民も協力しました。バス会社の運転手不足を解消する期待も寄せられています。
塩尻市・小口利幸市長:
「厳しいけど楽しみなストーリーだと思うので、それを一緒に研究できる都市であることをうれしく思うし、さらに深めていきたい」
実用化に向けてデータを集める実証実験は、今月27日まで行われます。