元宝塚・明日海りお、退団後初めてのドラマ出演。藤原竜也主演「青のSP」で音楽教師に

元宝塚歌劇団トップスターである明日海りおが、フジテレビ系で2021年1月12日スタートの連続ドラマ「青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―」(火曜午後9:00=関西テレビ制作、開始日未定)に出演する。宝塚退団後初の連ドラ出演に、明日海は「卒業後、初めてのテレビ出演ということで、心が構えているというか…新しいことを始めるということで大きなチャンスをいただいたと思います!」と気合十分だ。

本作は、警視庁捜査一課の敏腕刑事で常に冷静沈着な毒舌家・嶋田隆平(藤原)が、東京都の中学校で導入されることとなった日本で初めてのスクールポリスに志願し、「SNSトラブル」「生徒の薬物疑惑」「盗撮」「セクハラ」など、校内外で起こるさまざまな問題に立ち向かう、異色の学園エンターテインメント。

明日海が演じるのは、嶋田が配属された赤嶺中学校の音楽教師・小川香里。困った生徒を見かけると放っておけない正義感の強い教師だが、ある時を境に赤嶺中学校から姿を消してしまう。そのことについては、教師や生徒でさえも口外することなく、消息すら謎となっている。小川は物語が進んでいく上でのキーパーソンとなる。

共演する藤原については「藤原さんが気さくにお話しとか質問してくださって、すごくほぐれました。連日撮影が続いているにもかかわらず、疲れを見せずいろいろ話しかけてくださって、すごく気を使わせてしまっているかなって心配してしまうくらい…。でも藤原さんのおかげでがちがちにならずに、すっと世界観の中に入っていけた気がしました」と感謝。さらに「藤原さんは存在感もそうですが、自身もリラックスしていて温かく受け入れてくださるので本当に見えない柵のようなものがあっても、ひょいっとどけてくださる感じでした」とその人柄を称賛している。

テレビドラマの撮影は「毎回、撮影に来るたびにまったく違うことを実感しています。何台ものカメラに囲まれ、近い距離で同じシーンでも違うカット割りで何度も撮影します。最初は、声量の加減が分からず…これまで舞台ではずっと男役を演じてきましたので、普通に女性の役を演じるということがまだしっくりきていなくて。でもせっかくこういう機会をいただけたので、経験を積んでいけたら」と新境地開拓に意欲的だ。

演じる香里という役柄に関しては「責任感、使命感が強く、また、自身のキャリアに対して誇りを持っていて、同年代の女性としてとても尊敬する生き方をしている女性だと思います」と印象を語り、「歌も大好きで、これまでも関わってきた分野なので、音楽の先生という響きにとてもときめいたんですけど、ピアノを弾くシーンや連弾したりするシーンがあるので久しぶりに練習したら、とても大変でした。子どもの頃に習っていた感覚と大人になってやる感覚とでは、指の神経がついていかずちゃんと弾けるようにスタジオとかで練習しました。1時間半弾いては、突っ伏して、また1時間半弾いては突っ伏すの繰り返しで、青春の続きのような感じでした」と明かしている。

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