【新型コロナ】8人感染 飲食店利用者に呼びかけ、大人数イベント自粛も

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和歌山県はきょう(11/24)、田辺市の飲食店を利用していた60代の女性ら20代から70代までの男女8人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。これで県内の累計感染者数は403人となり、県は、この飲食店の利用者に最寄りの保健所へ連絡するよう呼びかけたほか、県民に対し、大人数によるイベントの自粛を呼びかけました。

記者の質問に答える野尻技監

きょう感染が発表された8人のうち、田辺保健所管内に住む60代の女性会社役員は、すでに感染が判明している同じ田辺保健所管内の60代の男女2人とともに3人で田辺市湊(みなと)の「一藤(いちふじ)寿司」に来店し、会食していました。この店の経営者もすでに感染が判明していて、県は、利用客が特定できていない今月21日と22日の来店客に対し、最寄りの保健所に申し出るよう呼びかけています。

また、きょう感染したが発表された女性と会食していた60代の男女2人は、田辺保健所管内在住で、職業能力開発校に通う20代の男性とも接触していて、この20代の男性もきょう感染が発表されました。

県内9か所目のクラスターとなった、和歌山市の「喜成会デイサービス有本の家」の利用者ですでに感染が判明している90代女性の別居家族で、和歌山市に住む70代の女性も新たに感染がわかりました。

また、県内10個目のクラスターとなった「カラオケサークルフレンド有志の会」主催のカラオケ大会参加者で、すでに感染者として発表されている70代女性の同居家族2人も新たに感染が判明しました。この2人は、70代と30代の男性で、30代の男性は、老人介護施設で働いていて、県は、この施設内で接触者がなかったか、調査しています。

このほか、きょうは、濃厚接触者としてPCR検査を受けた和歌山市の50代の女性と、発熱などの症状があり医療機関を受診して感染が判明した、和歌山市に住む30代のアルバイトの男性、それに橋本保健所管内在住で30代の男性会社員が新たに感染者として発表されました。

きょう発表された8人は、いずれも症状が安定しているか、まったく症状が出ていない状態ですが、現在、入院している80人のうち、1人が重篤、6人が酸素投与の必要な重症で、このうち3人が集中治療室に入っています。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「感染者が多い紀北地域を中心に一般病床の数を増やしているので、病床使用率は、まだ50%を超えていないが、高齢者が感染すると重症化するリスクが高いので、カラオケ大会のような多くの人が集めるイベントの開催は自粛していただきたい」と呼びかけました。

また、集中治療室の使用状況についても、「数が増えると、別の病気で使用する人もいるので、大変な状況になってくる。早期発見、早期治療が大切なので、県民の皆さんには、新型コロナウイルスの症状は発熱だけではないので、発熱以外の症状でも医療機関に相談してほしいし、医療機関でも積極的にコロナを疑ってほしい」と話しました。

県内で確認された新型コロナウイルスの感染者数は、これで死亡した4人を含めて403人となりました。