ブレーブスがベテラン右腕・モートンを1年1500万ドルで獲得

ブレーブスは日本時間11月24日、レイズから来季オプションを破棄されてフリーエージェントとなったベテラン右腕チャーリー・モートンと1年1500万ドルで契約したことを発表した。1500万ドルはレイズに破棄された契約オプションと同額。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドはブレーブスとレイズの2球団が最終候補だったことを伝えており、モートンは最後まで第1希望のレイズに残留することを検討していたと見られる。

市場全体がスローペースで動くなか、ブレーブスが積極的に補強を進めている。当初はカージナルスからフリーエージェントとなったアダム・ウェインライトに興味を示していることが報じられていたが、日本時間11月17日に左腕ドリュー・スマイリーとの1年契約を発表。さらにレイズとの争奪戦を制してモートンの獲得に成功し、早くも来季の先発ローテーションを完成させた。

現在37歳のモートンは2019年の16勝を筆頭に2ケタ勝利4度の実績を誇り、メジャー13年間で通算93勝を記録。2018年から2年連続でオールスター・ゲームに選出され、アストロズ時代の2017年にはワールドシリーズ制覇を経験している。2002年のドラフトでブレーブスから3巡目指名を受けてプロ入りし、2008年にメジャーデビューしたあと、翌2009年にネイト・マクラウスの交換要員としてトレードでパイレーツへ放出されており、12年ぶりの古巣復帰となる。

なお、ブレーブスがフリーエージェント選手と高額の1年契約を結ぶのは珍しいことではなく、2018年オフにジョシュ・ドナルドソンを1年2300万ドル、2019年オフにはコール・ハメルズとマーセル・オズーナをそれぞれ1年1800万ドルで獲得している。来季のブレーブスの先発ローテーションはマックス・フリード、マイク・ソローカ、モートン、イアン・アンダーソン、スマイリーの5人に加え、カイル・ライトとブライス・ウィルソンが控える充実の布陣となった。

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