大型補強を目指すメッツ ストローマンはリンドーア獲得を希望

同地区ライバルのブレーブスが積極的な動きを見せるなか、オーナー交代によって大型補強を行うことが予想されているメッツは、まだゼネラルマネージャー(GM)が決まっていないこともあり、今のところ比較的静かなオフを過ごしている。しかし、水面下では大型補強への準備を着実に進めているようだ。「ESPN」のバスター・オルニーは、メッツが今オフの移籍市場における「ビッグ4」のうち複数の選手の獲得を目指していることを伝えている。

オルニーが「ビッグ4」として名前を挙げたのはジョージ・スプリンガー、J・T・リアルミュート、トレバー・バウアー、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)の4人だ。リンドーアはフリーエージェントではないため、トレードでの獲得を目指すことになる。メッツはこの4人のなかから少なくとも2人を獲得することを目指しているというわけだ。

メッツからのクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を受諾して残留したマーカス・ストローマンは、自軍がリンドーアを獲得することを希望しているようだ。ストローマンは自身のSNSを通してリンドーアがチームメイトになることを望んでいることを明言。「球界でベストの遊撃手と一緒にプレーしたくない選手なんていないだろう」と述べる一方、「僕はアメッド・ロサリオとアンドレス・ギメネスのことも気に入っている。彼らは試合を変えられる選手だし、素晴らしいキャリアを送ることができる選手だと信じている」と同僚への気遣いも忘れなかった。

興味深いのは、メッツが獲得を目指す「ビッグ4」としてオルニーがDJ・レメイヒューの名前を挙げなかったことだ。ロビンソン・カノーの出場停止を受けてメッツがレメイヒューの獲得に動く可能性が取り沙汰されているものの、ジェフ・マクニールを左翼から二塁へ移し、左翼にドミニク・スミスを入れることで穴を埋めることができるため、メッツにとってレメイヒューの優先順位はそれほど高くないのかもしれない。

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