カンニング竹山「GoTo見直し=旅行禁止と捉えられ、自粛警察が出てくるかも」

ABEMAが、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より毎日生放送している。23日(月)夜9時からの放送では、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、年末年始に向けて『GoToトラベル』の一部見直しが検討されているニュースを報じた。Twitterでは「#GoToキャンペーンを中止してください」と「#GoTo中止に反対します」がトレンド入りするなど、賛否が分かれている状況を踏まえ、第一生命経済研究所 首席エコノミストの永濱利廣さんと、東京大学大学院 特任研究員の坂元晴香さんをゲストに迎え、経済と医療の視点から「今後のコロナ対策」について議論した。

番組冒頭、今後の『GoToキャンペーン』の方針について、番組MCでお笑い芸人のカンニング竹山は「『GoToキャンペーン』については国が決めるしかないと思う。知事の責任でやったときにその地方の観光産業が落ちこんでしまったら知事の責任になる。だから各知事が『やりません』と言うのは、ものすごくリスクが大きいのでは。国が答えを出さない限りは、ズルズルいくと思う」と自身の考えを述べた。

また、レギュラーコメンテーターを務める株式会社ウツワ代表のハヤカワ五味さんが「『GoToキャンペーン』中止のアナウンスが過剰に響いた場合、本来、通常発生していた旅行もかなり中止になっていくのでは?過剰に抑止されてしまうことが一番不安」と旅行マインドの縮小を危惧すると、カンニング竹山は「日本人の大多数は、GoTo見直し=旅行しちゃいけない、という風に捉えてしまう。一時期の自粛警察のようなことが起きてしまうかも」と懸念を示した。

更に、年末年始の影響について、カンニング竹山は「今までは『もう大丈夫じゃない?』というムードが続いた。ヤバそうっていうのは分かってるけど、いきなり『我慢してください』と言われても、この3連休は人の動きが止まらなかった。今後意識を変えるために何かきっかけがいる。例えば、メディアや国が“師走”というキーワードを使って、『師走、年末年始は我慢してください』ということを言っておくと、意外とみんな落ち着くと思う。経済は落ちるが、病院は空けなきゃいけない。そういう動きが必要になるのでは」と、持論を展開。これに対し、経済的な視点での意見を求められると、永濱さんは「竹山さんが言う“師走は我慢”という言葉を発信することで、年を越せなくなる事業者が増加し、廃業する人が結構出てきてしまう。竹山さんが言うように“止める”ことも必要だが、国からの支援を手厚くしてほしい」と言及した。

本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル

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