漁業就業オンライン相談会 28日と来月12日 長崎県

 人手不足が深刻な水産業界に県内外の求職者を呼び込もうと、長崎県は28日と12月12日に「ながさき漁業伝習所オンライン漁業就業相談会」を開く。オンラインでの開催は初めて。完全予約制で、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使用する。
 農林水産省の漁業センサスによると、本県の漁業者数は1973年に4万4200人いたが、2003年には2万91人に半減。その後も減少し続け、18年は1万1762人だった。
 県水産経営課によると、昨年度の本県の新規漁業就業者数は目標の180人を上回る187人。2年連続で目標を達成したが、高齢化などを背景に担い手不足には歯止めがかかっていない状況という。
 相談会はいずれも午前10時から。県の担当者が就業を希望する地域や漁業の種類を聞いた上で、就業支援制度などを説明する。参加希望者は名前、電話番号、居住地と希望の日程、時間、相談会での質問事項を記入し、ながさき漁業伝習所にメール(t06340@pref.nagasaki.lg.jp)で申し込む。

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