東京・調布の陥没現場近く 2カ所目の空洞発見で住民の不安続く

東京・調布市の住宅街で10月18日に道路が陥没した問題を受け、調査を続けているNEXCO東日本=東日本高速道路は11月22日、新たに2カ所目の空洞が見つかったと発表しました。トンネル工事と地下空間の空洞に因果関係はあるのでしょうか。

新たな空洞は最初に陥没した場所からおよそ20メートル離れた外環道トンネル工事の真上に位置する地中で、長さはおよそ27メートルあるということです。空洞が見つかったのは11月3日に続いて2カ所目で、次々と空洞が見つかる事態に住民からは不安の声が聞かれました。

早急な原因究明が求められる中、調布市の長友貴樹市長は国やNEXCO東日本に対して、地域住民の相談に応じられる態勢を整備することなどを求める緊急要請を行う考えを示しました。NEXCO東日本は「トンネル工事と空洞の因果関係は分からない」としていますが、他に空洞がないか引き続き調査を続けています。

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