NYダウが初の3万ドル突破、経済回復や政治安定へ期待 日経平均も続伸

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米ニューヨーク株式市場で24日、ダウ平均株価が初めて3万ドルを突破した。経済回復と、政治の先行き不透明感が終わることへの強い期待に後押しされた。S&P500種も1.6%上昇し、3635.4ドルの史上最高値を記録した。

一連の値上がりは、新型コロナウイルスのワクチン開発のニュースや、ジョー・バイデン次期米大統領への政権移行プロセスが始まったことを受けたもの。

ハイテク株比率が高いナスダック指数は1.3%上昇した。欧州でも、ロンドンのFTSE100種が1.5%上昇して終了した。

翌25日のアジア市場では、東京株式市場で日経平均株価が一時500円以上、値上がりした。416円39銭高の2万6581円98銭で午前の取引を終えている。

また、韓国やオーストラリア、ニュージーランド、シンガポールも好調な滑り出しとなった。

来年の経済正常化に期待

ドナルド・トランプ米大統領は23日夜、ジョー・バイデン次期大統領による政権移行手続きの開始を認めるとツイートした。

新型ウイルスのワクチンに関する朗報も、アメリカや世界の経済が来年には正常化するとの期待につながっている。

さらに、バイデン氏が財務長官に米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン前議長(74)を任命する見通しと報じられたことも、市場に活気を与えた。

ニューヨークでは、航空機製造ボーイングの株価が3.3%、石油シェブロンが5%上昇。投資会社ゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェイスもそれぞれ3.8%、4.6%値上がりした。

また、ディズニーやアメリカン・エクスプレス、IBMも株価を上げた。さらにテスラの値上がりにより、電気自動車市場の市場価値は5000億ドルに達した。

アメリカでの原油価格も上昇した一方、投資家が不安を感じた時に買い注文が増える金価格は1.6%下落した。

しかし、アメリカではなお新型ウイルスの感染が広がっているほか、数百万人が失業しており、一部のアナリストからは株価が現実を反映しているかチェックすべきだという声も上がっている。

(英語記事 US shares set records as investor optimism grows