上川隆也主演「遺留捜査」10周年で連ドラ第6シーズン始動! 「新たな風が吹いてくるような気配を感じる」

テレビ朝日系の人気シリーズ「遺留捜査」の新シーズンが、10周年という節目を迎える2021年1月に約2年半ぶりに連続ドラマとして放送される(木曜午後8:00、開始日未定)。

上川隆也が演じる主人公・糸村聡は、事件現場に残された“遺留品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを拾い上げ、事件を解決するだけでなく、遺族の心情をも救っていく。それでいて超マイペースで空気を読まない不思議キャラというギャップを持つ刑事として、シリーズを重ねるごとに支持を得てきた。

第6シーズンとなる今回の舞台は、京都府警特別捜査対策室、通称・特対。神崎莉緒(栗山千明)、佐倉路花(戸田恵子)、雨宮宏(永井大)、岩田信之(梶原善)ら個性豊かな特対メンバーも再結集するほか、第1シーズンからの腐れ縁コンビである科学捜査研究所の研究員・村木繁(甲本雅裕)ももちろん登場する。

シリーズ10年間の歴史の中で、冬クールに連ドラをオンエアするのは今回が初めて。厳しい寒さでありながら空気が澄み、景色の美しさが際立つ冬の京都ならではのシーンが期待できそうだ。

新シーズンスタートを祝して、スタッフから“祝☆10周年”というプレートと“糸村の人形”が飾られた超特大ケーキをプレゼントされた上川。「これはスゴい…本当にありがとうございます」と大いに感激し、「想定をはるかに超えるお祝いをしてくださって…ちょっとにわかには言葉にできないというか、感慨もひとしおです」と感謝の思いを口にした。

また、10周年という節目を迎えたことについて、上川は「2011年、東日本大震災の直後にスタートした『遺留捜査』は、役者として何ができるのかを見いだしかねていた僕に、届けられる何かがあることを示してくれました。その思いは、決して色あせたり薄めたりしてはいけないものだと思っています。だからこそシリーズを重ねても、第1シーズンからの本質的なものは変えたくない」と初心に立ち帰って、本作に臨む決意を新たにした。

そうして10年にわたって演じてきた糸村刑事という人物を「なかなか引っ越さないご近所さん」のようだと表現する。「家を出る時にいつも前を通るような、身近な距離感にいる存在といいますか…。僕にとっても10年、一つの役と向き合うというのは初めてですが、だからこそご近所付き合いが途切れることなく続いている…そんな不思議な親近感を抱いています」とひとかたならぬ思いを感じている様子。

さらに「これまで通り、本質は変わらない『遺留捜査』をお届けしつつも、実は今回は、“新たな風”が吹いてくるような気配をどこからか感じております。2021年の冬、『遺留捜査』の“新しい風”を皆さまにお届けしたいと思っております。ぜひご期待ください」と期待感が高まるコメントを寄せた。

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