ランボルギーニ、F1新代表就任のドメニカリ後任を発表。ヴィンケルマン氏がブガッティ社長と兼任へ

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 ランボルギーニは11月18日、前社長兼CEOであるステファン・ヴィンケルマンが2020年12月1日付けで、アウトモビリ・ランボルギーニ S.p.A.の新社長兼CEOに就任すると発表した。2021年からF1の新CEOとなる現社長兼CEOステファノ・ドメニカリの後任となる同氏は、引き続きブガッティ・オートモービルズの社長職も兼任する。

 2016年以来のランボルギーニ復帰となるヴィンケルマンは、2005年の社長兼CEO就任以来、ガヤルドの派生モデルをはじめ、アヴェンタドール、ウラカン、その他限定モデル、ワンオフモデルなどを世に送り出し、ランボルギーニをスーパースポーツカーメーカーの世界的存在に育て上げたことで知られる人物だ。

 その後、ヴィンケルマンは2016年3月にクアトロGmbH(現アウディスポーツGmbH)のCEOに就任し、2年後の2018年にはブガッティ・オートモービルズS.A.S.の社長に主運している。

 そんな同氏のランボルギーニ新社長兼CEO就任を受けて、親会社のアウディAG取締役会会長であるマルクス・ドゥスマン氏は次のように述べている。

「ステファン・ヴィンケルマンがランボルギーニの歴史を決定付けたと言える。彼は他の誰よりもランボルギーニブランドを理解しており、彼こそがこの個性豊かなブランドを将来の成功へと導くにふさわしい人物だ」

「アウディAGの経営陣を代表して、ステファノ・ドメニカリがランボルギーニで成し遂げた素晴らしい仕事と献身に感謝の意を表する。過去4年間、彼はブランドの変革を推進し、形あるものにしてきた。ドメニカリがF1のCEOとして新たなポジションで成功を収めることを願っている」

2020年12月1日付けでランボルギーニの新社長兼CEOに就任するステファン・ヴィンケルマン

 ヴィンケルマンは、「卓越した自動車を擁する、個性あるふたつの企業を率いることとなり、非常な名誉と喜びを感じている」とコメント。
 
「新たな挑戦に臨むことになり、楽しみにしている。ブガッティは世界でもっともパワフルでエレガントなラグジュアリーハイパースポーツカーを象徴し、ランボルギーニは際立ったデザインと革新性を示す、もっともハイグレードでプレミアムなスーパースポーツカーの象徴だ。両社の創造性が尽きることはなく、これからも世界を驚かせるだろう」

 2016年から4年間にわたってランボルギーニを率いてきたドメニカリ。彼は2018年にランボルギーニ初のSUV『ウルス』を発表するとともに、ブランドを大きく成長させることに成功した。
 
 2019年には南北アメリカ大陸と欧州、中東、アフリカ地域のEMEA、アジア太平洋地位の3つの主要市場エリアすべてで販売記録を達成し、同年の売上高は18億万ユーロ(約2240億円)に達した。
 
「極めてレベルの高い組織で優秀な仲間たちと仕事ができたという経験を胸に刻み、新たなプロフェッショナルとしての挑戦に向かう」と語ったドメニカリ。

「ランボルギーニ・ファミリーの仲間とは素晴らしい時間が過ごせたと思っている。私たちはともに桁外れともいえる目標を達成し、次々と記録を打ち立てた。私は会社が最高の業績にある時期に退職することとなったが、私たちのとる堅実な長期戦略で、ランボルギーニブランドの明るい未来はこれからも保証されると信じている」

「アウディとフォルクスワーゲングループにはこの数年間のコラボレーションの間、サポートを続けていただいたことに感謝している。アウトモビリ・ランボルギーニは、私生活でも仕事面でも、私にとって特別な経験だった。ステファン・ヴィンケルマンがこの素晴らしいブランドを率い、大きな成功を収めることを願っている」

2016年からランボルギーニ社長兼CEOを務めてきたステファノ・ドメニカリは、2021年1月からF1のCEOを務める。
ランボルギーニ初のSUVモデル『ランボルギーニ・ウルス』