阿賀野市の瓢湖で採取された水から、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出

新潟県は25日、環境省が実施している調査において、阿賀野市の瓢湖で採取された水から、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出(陽性)されたと発表した。16日、瓢湖で環境試料(水)を採取し、25日に鳥取大学が検査した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出された。

環境省は25日、採取地点の半径10km以内を野鳥監視重点区域に指定した。また半径10km以内の養鶏場に対し、異常のないことを確認し、防疫対策の再徹底を指導したという。

なお鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触など特殊な場合を除いて、通常人に感染しないと考えられているという。

環境省の資料によると、他県では10月以降、北海道紋別市(野鳥糞便)、鹿児島県出水市(野鳥糞便、水)で高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されている。

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