【ソッカー(女子)】関東リーグ第2節 2度のリードを守りきれず、格下相手に逆転負け 流通経済大学戦

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第26回関東女子サッカー2部リーググループB 第2節 vs流通経済大学

2020/11/22(日)15:00KO

関東リーグ第2節。慶大は、及川莉子(総1・常盤木学園)の2試合連続ゴールで先制。直後に失点を許すも、佐藤幸恵(総4・十文字)がPKを決め勝ち越しに成功する。前半押し込みながら追加点を奪えない中、35分ミドルシュートが決まり再度同点に追いつかれてしまう。前半ロスタイムにはFKを直接決められこれが決勝点。リーグ戦1試合を残してグループリーグ優勝の道は断たれた。

【スコア】

慶應義塾大学2―3流通経済大学

【得点者】

1-0 9分 及川莉子 (慶応義塾大学)

1-1 11分 西山 皐月 (流通経済大学)

2-1 13分 佐藤 幸恵 (慶応義塾大学)

2-2 35分 藤山 眞子 (流通経済大学)

3 45+4分 小川 彩乃 (流通経済大学)

◇慶大出場選手

DF 佐藤幸恵(総4・十文字)
DF 熊谷明奈(総4・十文字)
DF 福岡愛実(環1・横須賀シーガルズ)
DF 足立智佳(環4・大阪桐蔭)©
MF 深澤菜月(総1・千葉東)→ 42分  秦野くるみ(総2・藤枝順心)
MF 山本華乃(理4・横須賀シーガルズ)
MF 中井里衣子(総3・作陽)
MF高月彩香(環3・村田女子)
MF及川莉子(総1・常盤木学園)
FW 内藤孝穂(総4・常盤木学園)

勝利が絶対条件の試合となった

前節終了間際の失点で今季初勝利を逃した慶大。今節引き分け以下に終わると、グループリーグ優勝の道が途絶えてしまう。また今節はホーム最終戦ということもあり、グラウンド外に多くの慶大ファンが詰めかける中、試合開始の笛が鳴った。

得点直後喜び合う選手たち

序盤から流経大のウイークポイントである背後へのボールを積極的に供給しながらチャンスを作る慶大。開始早々の10分、中井里衣子(総3・作陽)のロングボールに抜け出した及川が1対1を冷静に決め3試合連続の先制。その直後味方からのロングボールに反応した相手FWに1対1を決められ、得点シーンと同じような形で失点を許してしまう。勝ち越したい慶大は、佐藤が左サイドをドリブルで突破しPA内に侵入すると相手DFに倒されPKを獲得。佐藤の蹴ったボールはゴール右隅に決まり今季初の複数得点。20分PA手前の絶好の位置でFKを獲得すると、中井が直接狙うもクロスバーに嫌われ追加点とはならず。相手の裏へのボールが功を奏しシュートシーンが多く生まれるも決められない中、35分ミスからボールを奪われると相手の放ったミドルシュートがゴール左上に突きささり試合はまたしても振り出しに。前半終了間際、PA左からの約20mのFKを直接決められ3点目を献上。前半だけで両チーム5得点と壮絶な打ち合いの中、慶大は1点ビハインドで試合を折り返した。

右サイドから攻め込む及川

グループリーグ優勝のためには勝利が絶対条件という中、後半開始早々右サイドを切り崩し足立智佳(環4・大阪桐蔭)のグラウンダーを秦野くるみ(総2・藤枝順心)が合わせるもクロスバー直撃。セカンドボールを拾った山本華乃(理4・横須賀シーガルズ)のシュートは相手GK正面。前半機能した裏へのロングボールがつながらず、ゴールへ迫ることができない。62分、及川が縦パスに抜け出すもオフサイドの判定。その直後には空いたスペースにボールを通されPA左からミドルシュートを打たれるもクロスバー直撃。後半は流経大が細かいパス回しでボールをキープしながらチャンスを演出。慶大は最終ラインを中心に流経大の攻撃を防ぎながら得点の機会をうかがうものの、最後までその瞬間は訪れず格下相手に逆転負け。関東2部優勝の可能性は消滅した。

まさかの逆転負けを喫した

試合後の監督・選手たちの表情が今のチーム状態を物語っていた。直近の3試合は先制点を奪いながらもそれを守りきれずにいる。負のスパイラルから抜け出せだそうともがく選手たちを、無情にも時間は待ってくれない。公式戦は残りリーグ戦と順位決定戦の2試合。TEAM2020はこのまま1勝もできずにピッチを去るのか。残された時間は多くはない。

(記事:小林由和 写真提供:慶応義塾體育會ソッカー部女子)

※今節掲載した写真は全て慶応義塾體育會ソッカー部女子様から提供していただきました。

以下、試合後のコメント(伊藤監督、佐藤選手)

伊藤洋平監督

ーー悔しい敗戦となりました

正直信じられない試合をしてしまいました。本当にやってはいけない試合をしたと思います。

ーー今季初複数得点を挙げたことに対する評価は

2回リードをしてそこから2回追いつかれているわけで。そこには本当に根本的に何か改善しなくてはいけない原因が間違いなくあると思うんですよね。そこに対してそれはもう戦術どうこうの話ではないと僕は思っていて、どれだけこの課題に真剣に向き合えるかがこのチームのこれからのカギだと思います。

ーー後半はゲームコントロールに苦しみました

もちろん疲労もあり、交代人数が少ないこともあると思うのですが絶対そういうところに逃げてはいけなくて。90分の中で色んなアクシデントであったり変化がある中で、変化に対応できる多様性であったり柔軟性というのがチームに欠けていて、ピッチ内に複数人のリーダーシップが必要かなと思っています。

ーー今節はホーム最終戦となりました

今シーズンは下田での開催は全て無観客ということで、直接目で見てもらうことはできなかったですが、色んなところからのメッセージであったりウェブ上のリアクションなどで応援していただいて凄く感謝していますし、皆の力になっているのは間違いないので本当に感謝したいなと思います。また下田で開催できる時はしっかりと対策をして、実際に楽しんでもらえるような準備をしますので最後まで応援宜しくお願いします。

ーー残り試合も少ないですが、次節に向けて

大学リーグが終わって一個腑抜けてしまっている部分があるので、もう一個の目標があることをもう一回しっかりと認識して、そこから逆算をして今何をしなければいけないか。やるべきことは山ほどあるので、少し休息も与えながらリフレッシュしてもう一回引き締め直したいなと思っています。

佐藤幸恵(総4・十文字)

ーー試合を振り返って

大学リーグ2部の相手に今日は絶対負けられないと全員で意気込んでいた試合でした。先制やリードはしたのですが、どんどん自分たちの甘さが出て試合を支配されるようになってしまってまだまだ自分たちの甘い部分が出た試合だったなと思いました。

ーー前半は裏へのボールが功を奏しました

リサーチの時に相手の背後が結構空くと、そこが狙い目だというのがあったので。そこをどんどんついて積極的に攻撃をしていって点を狙いに行こうというのを皆が思ってプレーしていたので、そこから点を取れたのは狙っていた形で良かったかなと思います。

ーー今シーズンはなかなか結果が出ませんが、何か思うところはありますか

率直に言って凄く悔しいですし、これも自分たち4年の実力不足かなというところもあって。応援して下さっている皆さんにも結果で返せなくて申し訳ないですし、まだ残り1試合あるので何がなんでも勝ちに行きたいと思います。

ーー次節に向けて

一旦リーグ戦は最後なので、本当にこのまま今シーズン未勝のまま終われないですし、4年生の意地も見せたいところなので、勝利に向けてまた一から練習に励んで絶対勝てるように頑張りたいと思います。

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