ロックの殿堂入り! デペッシュ・モードの転換点「ブラック・セレブレーション」 1986年 3月17日 デペッシュ・モードのアルバム「ブラック・セレブレーション」が英国でリリースされた日

2020年、ロックの殿堂入りを果たしたデペッシュ・モード

11月ですね。みなさん10月のハロウィンはいかがでしたでしょうか? 11月は感謝祭、そして12月にはクリスマス! が続きますよね。ただ、日本では感謝祭よりもブラック・フライデーの方が根付きつつある感じでしょうか? 感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日の安売りセールです。イオンやららぽーとといった商業施設でもセールがあるみたいですし、盛り上がるといいですね。

ちなみに、ネーミングの由来は(売上が)黒字の金曜日… ということで、ブラック・フライデーなんだそうですよ。

というわけで、日本でもずいぶん定着してきた感じがするブラック・フライデーですが、ブラック○○と言えば、私がパッと思いつくのは、何と言ってもデペッシュ・モードの1986年のアルバム「ブラック・セレブレーション」です。私、好きなんですよ、デペッシュ・モード。

今年はロックの殿堂入りまでして! しかも、脱退している、創立メンバーのヴィンス・クラークと、ヴィンスが抜けた後のデペッシュ・モードを引っ張ったアラン・ワイルダーもその中に含まれるなんて! ちょっと、泣けちゃいました。

JKはイケメンに弱い! ヴィンス・クラークからアラン・ワイルダーへ

私、中学、高校と透明のアクリルの下敷きに好きな人の雑誌の切り抜きを挟み、飾ってましたが(多分、みなさんもそんな下敷き使ってましたよね?)、モリッシーとデペッシュ・モードは常に入れてました。なかでも、日本に来てアイドルっぽく浅草を散策している切り抜きとかが大好きで、長いこと入れてましたよ。

脱退した初期メンバーのヴィンス・クラークが大好きだったので、ヴィンスの映っている切り抜きを長く入れてました。が、彼の脱退後に入ったアラン・ワイルダーを見て「こんなに綺麗な人が存在するのか!」と、心底驚き、「ヴィンスごめん!」と思いながら、ヴィンスとアランを入れ替えた私… この衝動を誰が責められましょう? 女子高校生はイケメンに勝てないんですよ。だけど、ヴィンスは今でも大好きで、先日も鼻に特徴のある可愛い野良猫に “ヴィンスたん” と名付けさせていただきました。

デペッシュ・モードは、ヴィンスのいた頃の明るいピコピコした曲も大好きだし、ヴィンスが抜けて徐々に重くメッセージ性を持った曲に移っていく過程も好きです。デペッシュ・モード節にたどり着くまでの軌跡をリアルタイムで接することができた私たちの世代は幸せですよね。

アーティストになったアルバム「ブラック・セレブレーション」

1986年のアルバム「ブラック・セレブレーション」ですが、レコードA面の1曲目がアルバムタイトルにもなっている「ブラック・セレブレーション」という曲でした。

今のようにインターネットもない時代、どんなアルバムなのか全く情報がないまま、“大好きなデペッシュ・モードだから” とアルバムを買った私。ドキドキしながらレコードに針を落として、その荘厳な始まり方に “ガーン” となったのをよく覚えています。「あぁ、彼らは “アーティスト” になったんだな…」って。

それからというもの、アルバムをひたすら聴きまくって、歌詞も分かる範囲で訳して… 英語の授業は嫌いでしたが、「このアルバムのメッセージはちゃんと受け取らなきゃ!」と必死でした。

人の世の光と陰を知ったような、斜に構えたような感情を私は、この頃に音楽から手に入れてたんでしょうね… きっと。女子大生になってバブルを遠くで眺めていられたのも、この頃聴いていたデペッシュ・モードやスミスの影響だったんだろうと思います。

彼らのことは、元々はアイドルとして好きだったのですが、今では音楽を通して人生に向き合う次元へ引っ張っていってくれた大事なアーティストです。

そんな、デペッシュ・モードですが、コロナウイルス騒動が落ち着いた日には、ぜひ日本に来て欲しいですね。全公演、絶対行きたいってくらい好きな人、たくさんいると思います。私もその一人です。一筋縄ではいかない事情や問題とか色々あると思うのですが、なんとか実現して欲しいですね。その日が来るのをズーーッと待ってます!

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カタリベ: ユリンベ

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