リリー・フランキーが「七人の秘書」に出演。シム・ウンギョンとの日本アカデミー賞最優秀賞俳優の芝居対決が実現

テレビ朝日系で放送中の連続ドラマ「七人の秘書」(木曜午後9:00)の11月26日放送・第6話に、リリー・フランキーがゲスト出演する。日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞(13年)を受賞したリリーと、同最優秀主演女優賞(19年)に輝いたシム・ウンギョンという、実力派が見せるバトルが見どころとなる。

本作は、目立たないことを極意とし、要人に仕える名もなき秘書たちと、その元締めとなる影の男が、副業の人助けで非情な権力者たちを一掃し、理不尽だらけの日本社会を裏で操り変えていく痛快ドラマ。木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、大島優子、室井滋、江口洋介が“影の仕事人”に扮(ふん)し、人知れず悪の存在を潰していくさまを描いている。

リリーが今回演じるのは、日本一のゴッドハンドと名高い東帝大学病院の心臓外科教授・白鳥六郎。実は白鳥は、秘書軍団の1人である慶西大学病院の病院長秘書・パク・サラン(シム)が幼い頃に、母と自分を捨てた父親だ。サランは母の死後、白鳥を捜すために日本にやって来た過去が。「死ぬほど苦しめてやりたい」と力を込めるサランが白鳥と対峙(たいじ)する。

リリーは「傲慢(ごうまん)な天才外科医、研究者思いの学者、娘に対する懺悔(ざんげ)の気持ちを抱き続ける父。さまざまな人格が入り混じる大変な役でした」と役柄について触れ、夢の芝居バトルの実現に「一度共演してみたかった女優さんで、そのエモーショナルで繊細な演技と姿勢に感動しました。サランと六郎が親子の関係を伝え合う場面は、素晴らしいシーンになっていると思います」とアピール。

一方のシムも「いろんな作品を拝見させていただき、本当に個性的で繊細なお芝居をされるすてきな方というイメージがありました。カメレオンのように自由自在に芝居されるところがうらやましいと思っていました」とリリーの印象を明かし、「少し緊張していたのですが、私の芝居を優しく受け止めてくださってうれしかったです。ちなみに、リリーさんがお父さんだった、という事実は私にとっても衝撃でした(笑)」と共演の喜びを語っている。

第6話では、風間三和(大島)のボスの東京都知事・南勝子(萬田久子)が、サランの働く慶西大学病院に救急搬送され、表向きは検査入院だが、望月千代(木村)らは急性心筋梗塞だと知る。すると、財務大臣・粟田口十三(岸部一徳)がゴッドハンドと呼ばれる、別の大学病院の心臓外科医・白鳥を執刀医に指名。一方、照井七菜(広瀬)が親しくする青果店主人の心臓手術が突然取りやめになり、担当の白鳥が勝子の手術をするからだと分かる。萬慶太郎(江口)の店でみんなが憤る中、憎悪をあらわにしたサランは、白鳥との関係を明かす。

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