史上最高のサッカー選手の一人で、元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナさんが25日、ブエノスアイレス近郊の自宅で亡くなった。60歳になったばかりだった。ドリブルによる「5人抜きゴール」やヘディングに見せかけて手で得点した「神の手ゴール」など、数々のプレーで記憶に残るスーパースターの波乱に満ちた軌跡を写真で振り返る。(47NEWS編集部)
1960年ブエノスアイレス生まれ。15歳でプロデビューし、16歳で同国代表。左足の妙技で「天才児」などと呼ばれた。
86年ワールドカップ(W杯)メキシコ大会ではドリブルによる「5人抜きゴール」やヘディングに見せかけて手で得点した「神の手ゴール」でチームを優勝に導き、90年W杯イタリア大会は準優勝した。
しかし現役時代から薬物問題を起こし、94年W杯米国大会ではドーピング違反を犯した。
97年の現役引退後は薬物中毒や肥満に苦しみ、2000年に心臓発作、04年にも一時重体となった。
健康を取り戻すと08年11月に母国の代表監督に就任。10年W杯南アフリカ大会は準々決勝で敗れた。
アルゼンチンメディアによると、フェルナンデス大統領は26日以降に大統領府にマラドーナさんの遺体を安置し、国民がお別れできる場を設けるとしている。