新幹線長崎ルート 新駅名「新大村」「嬉野温泉」で開業へ 在来線は「大村車両基地」

 JR九州は26日、2022年秋に暫定開業する九州新幹線長崎ルート武雄温泉-長崎に設ける新駅の名称を発表した。大村市の新駅は「新大村」に、佐賀県嬉野市は「嬉野温泉」になる。同区間の五つの駅のうち、ほかの武雄温泉(佐賀県武雄市)、諫早、長崎の各駅については在来線駅と併設し、現行の名称とする。
 大村市は新幹線の駅名について、公募などを経て「大村湾中央」「大村みらい」「新大村」の3案を同社に提案していた。青柳俊彦社長は同日の定例会見で、「従前の新幹線駅の名前の付け方に沿った形で新大村にしたいと、市側とも話をして決めた」と述べた。暫定開業に向け、「地元の皆さんと一緒になって新幹線の部分開業を盛り上げていきたい」と話した。
 大村市内に新設する在来線駅名も発表。大村線松原-竹松の新駅は「大村車両基地」に、竹松-諏訪に設置する駅は「新大村」とする。「新大村」は新幹線と在来線の併設駅。いずれも暫定開業に合わせて開業する。

 


© 株式会社長崎新聞社