「大きいの採れた」 橘小3年生が伝統野菜を収穫

長崎の伝統野菜「長崎白菜(唐人菜)」を収穫する児童=長崎市農業センター

 長崎市かき道5丁目の市立橘小(上西誠校長)の3年生70人が24日、戸石町の市農業センターで長崎の伝統野菜「長崎白菜(唐人菜)」と「長崎赤かぶ」を収穫した。児童は「大きいの採れた」と声を上げながら、爽やかな汗を流した。
 市によると長崎の伝統野菜は色や形、香り、風味に特徴があり、郷土料理などに用いられている。種まきと収穫の体験活動を通して、子どもたちに農作物に愛着を持ってもらおうと、市内の小学生を対象に市が2005年度から毎年実施している。
 白菜と赤かぶは児童らが9月末に種をまいた。同センター職員から野菜を引き抜くこつを教わり、泥だらけになりながら収穫を楽しんだ。すくすくと育った白菜を手に飯田樹さん(9)は「バスケットボールくらい重かった。家族と一緒に鍋で食べたい」と笑顔で語った。

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