加藤シゲアキ最新小説『オルタネート』が歴史的な売り上げを記録!発売即重版出来

NEWSの加藤シゲアキの3年ぶりとなる新作長編『オルタネート』が19日の発売と同時に完売店続出。連載第1回が掲載された2020年1月号『小説新潮』も発売前から予約が殺到し、異例の緊急重版となったが、今回もそれを上回る熱量で売り上げが急上昇、たちまち重版という快挙を遂げた。

2012年1月に『ピンクとグレー』(KADOKAWA)で、小説の世界に鮮烈なデビューを果たした加藤シゲアキ。以降、「NEWS」メンバーとしての芸能活動の傍ら、作家としても活動を続け、数々の話題作を世に送り出してきた。そんな加藤の3年ぶりとなる新作長編『オルタネート』が記録的な売り上げを遂げている。

加藤シゲアキ『オルタネート』新潮社刊

本作は高校生限定のSNS「オルタネート」が存在する世界で、インターネットと現実の二つの社会を通して成長していく少年少女を描いた青春群像物語で、「小説新潮」で連載をスタート。連載初回が掲載された『小説新潮 1月号』(12月21日発売)には発売前から予約が殺到、ネット書店を中心に売切れ店が続出したため、発売から4日目となる24日(火)、小社は異例の緊急重版を決定した。1947(昭和22)年9月創刊の「小説新潮」史上において、販売資料が残されている1956(昭和31)年以降、重版の記録はなく、今回は少なくとも過去63年来、初の重版を記録するなど、刊行前から大きな話題を呼んでいた。

そして、発売日直前、11月10日には、加藤本人が企画・出演、King Gnuのアートワーク全てを手掛ける気鋭のクリエイティブレーベルPERIMETRONが映像制作担当したスペシャルPVを配信。業界では類を見ない奇跡のコラボレーションが実現し、大きな話題を集めた。

そして、11月17日の配本日(発売日は11月19日)、いわゆる「フラゲ」日には、数多くの読者が都内の書店に殺到。17日時点で完売する書店も相次ぎ、発売日前から書店から姿を消すという、異例の事態を観測した。勢いはとどまることなく、19日の発売日以降も、全国で完売店が続出し、ツイッター上では「オルタネートいくつか店舗回ったけどどちらも品切れ!」「店員さんに大変人気ですぐに売り切れてしまったんです〜と言われてニヤニヤ。」など、嬉しい悲鳴が止まらなかった。

そして、発売から5日目となる11月24日、1万部の緊急重版が決定した。

【「オルタネート」あらすじ】

誰しもが恋い焦がれた青春の普遍を、真っ向から描ききる。
加藤シゲアキ、これが新たな代表作。
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。

全国配信の料理コンテストで巻き起こった〈悲劇〉の後遺症に思い悩む蓉(いるる)。母との軋轢により、〈絶対真実の愛〉を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津(なづ)。高校を中退し、〈亡霊の街〉から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志(なおし)。恋とは、友情とは、家族とは。そして、人と“繋がる"とは何か。デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、三人を待ち受ける未来とは一体――。
“あの頃"の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。 

【書誌情報】
発売予定日:11月19日(木)/予定頁:384頁/判型:四六版ハードカバー
Amazon:https://amzn.to/35fDFaB

【『オルタネート』推薦コメント】
著者と読者が、この先、何度も立ち返る里程標のような作品になるだろう。       恩田 陸(作家)

青春をアプリと五感で鮮やかに表現した。それがこの作品の独創である。          岩井俊二

本作において「運命」という言葉は、「運命」という考え方を否定するために使われる。「運命の相手」なんてものは、いない。君でいいんだ。君がいいんだ! 文芸シーンの最前線へと躍り出る、完全なる最高傑作。                                                     吉田大助(書評家)

自分を晒し、晒される今の10代の苦しさとたくましさに胸をえぐられる。一作ごとに成長する著者の新たな境地。                                             瀧井朝世(ライター)

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