日本ハム・有原がポスティング公示 MLB公式サイトも伝える

北海道日本ハムファイターズが有原航平投手のポスティング制度申請手続きを行ったことをメジャーリーグ公式サイトも伝えている。有原は日本時間11月26日午後10時から同12月27日午前7時まで30日間にわたってメジャーリーグ全30球団との交渉が可能となる。同サイトのジョン・ポール・モロシは自身のTwitterで日本からのニュースとして「右腕・有原航平が北海道日本ハムファイターズによってポスティング公示された」と速報した。

有原は2014年のドラフトで4球団から1位指名を受け、抽選の結果、日本ハムに入団。1年目から8勝を挙げ、新人王を受賞した。翌2016年から2年連続2ケタ勝利をマークしたが、2018年は8勝どまり。しかし、2019年は自己最高のシーズンを過ごし、24試合に先発して15勝8敗、防御率2.46、161奪三振の好成績で最多勝のタイトルを手にした。

6年目の今季は20試合に先発して132回2/3を投げ、8勝9敗、防御率3.46、106奪三振を記録。「スポーツ・インフォ・ソリューションズ」のウィル・ホーファーとテッド・バーダによるスカウティング・レポートでは「有原は90マイル台前半のフォーシームとツーシームを投げ、三振を奪うベストの球種は80マイル台後半のスプリッターである。右打者には80マイル台前半のスライダーを使い、左打者にはカッターやチェンジアップ、カーブを交える」と紹介されている。

メジャーリーグ公式サイトのデービッド・アドラーは「もし有原がメジャーリーグの球団と契約した場合、その球団は有原のメジャー契約の規模に応じたポスティング制度の移籍金をファイターズに支払わなければならない。メジャーリーグの球団と契約しなかった場合は、有原はファイターズに戻り、次のオフシーズンまでポスティング公示できなくなる」と伝えている。コロナ禍で低調なオフシーズンが続くなか、現在28歳の有原にはどれくらいの球団が興味を示すだろうか。

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