中国越え果たす選手は現れるか<卓球・WTTマカオ3日目見どころ>

<卓球 WTTマカオ・11月25日~29日>

26日、ITTF主催の新大会、WTTマカオは大会2日目を迎えた。この日は予選2回戦に相当する予選バトル2と、事前に発表された上位4選手によるシード順位決定戦であるトップ4シードバトルの2試合目が行われた。

試合のスケジュール

今回、WTTのプロモーションイベントとし5日間に渡って行われるWTTマカオ。試合のスケジュールは以下の通り。

バトル1(25日)
バトル2(26日)
トップ4シードバトル(25、26日)
準々決勝(27日)
準決勝(28日)
決勝(29日)

大会2日目の26日は、予選バトル2と、ランキング1-4位の選手が準々決勝のシードを決定する「トップ4シードバトル」が行われた。

男女ともに中国勢が強さ見せる

11点先取の5ゲームマッチ、最終ゲーム以外はデュースなしというルールで行われたバトル2では、中国勢が強さを見せた。

男子では、2015年世界選手権シングルス2位の方博(ファンブー・中国)が、チャイニーズタイペイのエース林昀儒(リンインジュ)をフルゲームで下し、準々決勝に進出。

写真:方博(ファンブー・中国)/提供:ittfworld

若きサウスポー王楚欽(ワンチューキン・中国)も中国香港のエース黄鎮廷(ウォンチュンティン)に打ち勝っている。

写真:黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港) /提供:ittfworld

女子では、劉煒珊(リュウウェイシャン・中国)が敗れたものの、王藝迪(ワンイーディ・中国)、陳幸同(チェンシントン・中国)が準々決勝に駒を進めた。

写真:王曼昱(ワンマンユ・中国)/提供:ittfworld

トップ4シードバトルでは、男子は許昕(シュシン・中国)、女子は王曼昱(ワンマンユ・中国)が1位に輝いた。

大会3日目見どころ

準々決勝は、トップ4シードバトルの順位順にバトル2勝利者の中から対戦選手を指名する方式で組み合わせが決まった。

男子シングルス準々決勝組み合わせ

林高遠 – 方博
鄭栄植馬龍
許昕 – マティアス・ファルク
王楚欽 – ウーゴ・カルデラノ

女子シングルス準々決勝組み合わせ

王藝迪 – 孫穎莎
丁寧 – 陳幸同
馮天薇陳夢
王曼昱 – 鄭怡静

男子は林高遠(リンガオユエン・中国)と方博(ファンブー・中国)の対戦以外は、中国勢に他国の選手が立ち向かう形に。

写真:マティアス・ファルク(スウェーデン)/提供:ittfworld

鄭栄植(チョンヨンシク・韓国)、マティアス・ファルク(スウェーデン)、ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)は、中国の壁を打ち破ることはできるか。

写真:馮天薇(フォンティエンウェイ・シンガポール)/提供:ittfworld

また、女子は、馮天薇(フォンティエンウェイ・シンガポール)と鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)と中国選手6名が準々決勝に臨む。

圧倒的強さを誇る中国選手を攻略する選手は現れるのか。

男子シングルス 2日目結果

写真:カルデラノvs林高遠/提供:ittfworld

予選バトル2

林昀儒(チャイニーズタイペイ)2-3 方博(中国)
マティアス・ファルク(スウェーデン)3-0 グスターボ・ツボイ(ブラジル)
王楚欽(中国)3-1 黄鎮廷(中国香港)
鄭栄植(韓国)3-2 リアム・ピッチフォード(イングランド)

トップ4シードバトル

ウーゴ・カルデラノ(ブラジル) 2-3 〇林高遠(中国)
5-2/5-2/3-5/1-5/2-5

馬龍(中国) 2-3 〇許昕(中国)
1-5/5-2/5-4/3-5/5-2

女子シングルス 2日目結果

写真:王曼昱(ワンマンユ・中国)と陳夢(チェンムン・中国)/提供:ittfworld

予選バトル2

〇鄭怡静(チャイニーズタイペイ)3-2 劉煒珊(中国)
〇馮天薇(シンガポール) 3-1 チャン・リリー(アメリカ)
〇王藝迪(中国)3-0 田志希(韓国)
〇陳幸同(中国)3-0 杜凱琹(中国香港)

トップ4シードバトル

〇丁寧(中国) 3-1 孫穎莎(中国)
5-1/5-2/1-5/5-2

陳夢(中国) 1-3 〇王曼昱(中国)
0-5/5-4/3-5/3-5

文:ラリーズ編集部

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