元パイレーツ・オスーナがヤクルトへ ヘイマン記者が伝える

アジア行きの可能性が報じられていた元パイレーツのホゼ・オスーナ内野手は東京ヤクルトスワローズへの入団が決定したようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者が日本時間11月27日午前10時45分に自身のTwitterで「ホゼ・オスーナは東京ヤクルトスワローズと1年契約を結んだ」と速報を伝えた。ベネズエラ出身のオスーナは現在27歳。パイレーツで4年間プレーしたが、日本時間11月21日にDFAとなり、その3日後にパイレーツを解雇されたことが発表されていた。

オスーナはメジャーデビューした2017年に自己最多の104試合に出場し、打率.233、7本塁打、30打点、OPS.697を記録。翌2018年は51試合の出場で3本塁打にとどまったが、メジャー3年目の2019年は95試合に出場して打率.264、10本塁打、36打点、OPS.766という自己最高の成績をマークした。

今季は8月上旬と9月上旬にマイナー降格(厳密には代替トレーニング地への降格)を経験し、26試合で打率.205、4本塁打、11打点、OPS.641という成績。本塁打の生産ペースは悪くなかったが、打率、出塁率(.244)、OPSはいずれも自己ワーストの数字だった。

マイナー時代は一塁手としての出場が圧倒的に多かったが、三塁と外野の両翼も守ることができ、メジャーでは一塁手として75試合(スタメン54試合)、右翼手として62試合(同51試合)、三塁手として31試合(同20試合)、左翼手として20試合(同15試合)に出場している。また、野手登板の経験も2試合ある。

ただし、ポジション別の打撃成績には大きな差があり、一塁手または三塁手としての出場時にはOPSが.650前後であるのに対し、左翼手または右翼手としての出場時にはOPSが.800を超えている。守備の負担が少ない外野を守っているときのほうが打撃に集中できるのかもしれない。

メジャーリーグは日本時間11月21日にルール5ドラフトのプロテクト期限を迎え、オスーナは有望株の40人ロースター入りに伴ってDFAとなり、40人ロースター登録外に。アジア行きの可能性が報じられていた。

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