モリーナがカージナルス残留希望を明言 エンゼルスなども興味

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キャリアで初めてフリーエージェントとなった名捕手ヤディアー・モリーナがカージナルスへの残留を希望していることを改めて明言した。モリーナはドミニカ共和国のメディアによるインタビューのなかで「僕はセントルイスに残りたいと思っている」と発言。また、自身に関心を寄せているチームとしてヤンキース、メッツ、パドレス、エンゼルスの4球団の名前を挙げた。カージナルス一筋で17年間プレーしてきたモリーナは、自身の希望通りにカージナルスと再契約を結ぶことができるのだろうか。

カージナルスは球界屈指の観客動員数を誇り、収入の大部分を入場料に依存してきたチームの1つである。そのため、今季が無観客で開催された影響は非常に大きく、また、来季どれくらいの観客を入れることができるかの見通しも立っておらず、オフシーズンの補強予算も流動的な状態が続いている。フランチャイズ・プレーヤーであるモリーナを引き留めたいと考えているものの、財政状況次第では若手のアンドリュー・キズナーに正捕手を任せるという「プランB」も準備しているようだ。

ヤンキースは正捕手ゲーリー・サンチェスの力量を疑問視していることが報じられている。サンチェスをノンテンダーFAとする可能性やトレードで放出する可能性すら取り沙汰されており、サンチェスに代わる正捕手としてモリーナ獲得に動く可能性はゼロではない。

メッツはJ・T・リアルミュートの獲得の動くことが有力視されているものの、補強資金を他のポジションに回すため、捕手の補強をモリーナで済ませる可能性が指摘されている。新オーナーに大富豪のスティーブ・コーエンを迎えており、資金力では他球団より優位なポジションにいる。

パドレスは正捕手に今季途中補強したオースティン・ノラ、控えには若手有望株のフランシスコ・メヒアやルイス・キャンプサーノがいるため、モリーナ獲得に動くのは意外と言える。若手が多いチームに経験豊富なベテランを加えたいという思惑があるのだろうか。

エンゼルスはモリーナ3兄弟の長男ベンジー・モリーナと次男ホゼ・モリーナが現役時代に在籍経験のあるチームであり、現在はカージナルスで活躍したアルバート・プーホルスも在籍している。モリーナが2人の兄や元同僚のプーホルスと同じチームでプレーすることを選択しても決して不思議ではない。

とはいえ、モリーナの第1希望はあくまでもカージナルスに残留することである。将来のアメリカ野球殿堂入りを有力視される名捕手は来季もカージナルスのユニフォームを着ることになるのだろうか。