衆院長崎4区自民5支部 候補者再考求め上申書

 自民党衆院議員の北村誠吾氏(73)=長崎4区、7期目=の次期衆院選出馬を巡り、北村氏の地元の五つの同党支部長から候補者の再考などを求める上申書などが10月、同党の外間雅広県連幹事長に提出されていたことが、26日分かった。
 外間幹事長によると、上申書などを提出したのは西海、西海市西彼、大瀬戸の3支部長(連名)、平戸市平戸支部長、松浦支部長。いずれも「現職公認が原則」としながら、9月中旬まで北村氏が務めた地方創生担当相時の国会答弁や大臣引き継ぎ式での「ほら吹いた」発言などを理由に、候補者の公募や再考を求めているという。
 県連はこれまでに三役会と七役会を開き、北村氏と長崎4区内の15地域支部で上申書などの取り扱いを協議してもらうよう確認。北村氏にも報告したという。
 北村氏は本紙の取材に「(支部長を務める)第四選挙区支部の役員や15の地域支部に(上申書などの内容を)報告する。いろんな意見を拾い上げ議論を尽くす」と述べた。

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