脳梗塞で倒れた母の人生最後の日々と残された父…娘が撮影した看取りの記録

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フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』では、認知症の母と老老介護する父の暮らしを娘が撮影した『おかえり お母さん ~その後の「ぼけますから、よろしくお願いします。」~』を、29日(13:40~ ※関東ローカル)に放送する。

2018年に公開されたドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』。認知症の母と老老介護する父の暮らしを、映像作家の信友直子監督が撮った作品は「まるで自分の親を見ているようだ」と人々の共感を呼び、全国で18万人以上を動員。ドキュメンタリー映画として異例の大ヒットとなった。今回放送するのは、映画の「その後」の物語だ。

広島県呉市で暮らす90代の両親と、東京で働くひとり娘の信友監督。映画の完成後も、両親を撮り続けていた。

異変が起きたのは18年10月。母が脳梗塞で倒れたのだ。幸い一命はとりとめたが、左半身に麻痺が残った。母は「家へ帰りたい」とリハビリを始め、父は毎日面会に行って励ました。そして父は、いつ母が家に帰ってもいいようにと98歳で筋トレを始める。

ところが、母は歩けるまでに回復したものの、新たな脳梗塞が見つかって全身麻痺に。それを聞いて寝込んでしまう父。信友監督は、一度でいいから母を家に帰してあげたいと“ある秘策”を考える。

今年3月、コロナ禍で仕事がなくなり、実家に帰った信友監督。そして、ゆっくりお別れできる時期を見計らったかのように、母の病状は少しずつ悪くなっていく…。

60年以上連れ添った父と母が、人生の最後の日々をどう生き、別れ、残された父がそこからどう立ち上がっていくのか。これは私的な看取りの記録だが、誰もが自分や自分の親の姿を重ね、感じることができる物語である。

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