米山氏が出馬表明 次期衆院選新潟5区、無所属で

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記者会見で衆院選新潟5区に立候補すると正式に表明する米山隆一氏=27日、県庁

 前知事で医師、弁護士の米山隆一氏(53)は27日、県庁で記者会見し、次期衆院選新潟5区に無所属で立候補すると正式に表明した。事実上の野党統一候補となる。米山氏は任期途中に女性問題で知事を辞職したことを謝罪した上で「国民の幸福を増やすという政治への思いは消えなかった。志を問いたい」と述べた。

 米山氏は立憲民主、共産、社民の各党などに推薦を求め、野党統一候補を目指す。県内組織による政党間協議を経て、大筋で理解を得たとする。自民党現職の泉田裕彦氏(58)との知事経験者同士の一騎打ちとなる公算が大きい。

 会見の冒頭、米山氏は知事辞職に関し「県民の期待を無にしたことを謝罪する」と頭を下げた。衆院選立候補の経緯については「辞職後に閉じこもって考えたが、やりたいことは政治だと気付いた。力を貸してくれる人も現れた」と説明した。

 政策の柱として、人口減少対策と新型コロナウイルス感染症対策を挙げた。「場当たり的で一貫していない」と政府のウイルス対応を批判した。

 米山氏の国政挑戦は5回目。過去に自民党公認で立候補しながら、今回、野党の推薦を求めたことを巡り「与党にはしがらみがある。野党系になっても公平、公正、自由で繁栄した社会を目指す姿勢は変わらない」と強調した。

 知事時代に慎重な姿勢を示した東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題に関しては「原発ゼロの社会を目指す。県の三つの検証をきちんとした上で考えることだ」と述べた。

 米山氏は新潟県魚沼市出身、東大医学部卒。泉田氏が任期満了で退任した2016年10月の知事選で初当選。任期途中の18年4月に女性問題を理由に辞職した。

 米山氏の正式表明を受け、泉田氏は27日、取材に「民主主義なので立候補するのは自由。相手が誰でも自分の活動をするだけだ」と語った。