27日で戦力外の期間が終了 巨人が最多18人、鷹も13人に非情通告…主な選手は?

ヤクルト・近藤一樹、巨人・吉川大幾、阪神・伊藤隼太(左から)【写真:荒川祐史】

ロッテは大谷智久投手ら8人、阪神は14年ドラ1横山雄哉ら5人

プロ野球は27日、戦力外通告期間の最終日を迎えた。例年は第1次、第2次と分かれていたが、今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響で明確な分割はなく、日本シリーズ終了翌日(移動を伴う球団は翌々日)までとなっていた。各球団の主な通告選手を取り上げる。

4年連続日本一に立ったソフトバンクは、パ球団最多となる13人に通告。2013年ドラフト1位の加治屋蓮投手や2017年ドラフト1位の吉住晴斗投手も名を連ねた。また育成9選手も通告され、大規模な入れ替えを行った。

リーグ2位のロッテは8人。大谷智久投手らが通告を受け、ベテランの細川亨捕手は現役引退を決断した。西武は8人で、2018年最多勝の多和田真三郎投手は育成として再出発を図る。石井一久GMが監督に就任した楽天は11人。2017年ドラフト1位の近藤弘樹投手や、2019年に加入した由規投手らが戦力外に。日本ハムは、東大卒として注目を集めた宮台康平投手ら6人に通告した。オリックスは10人で、難病「特発性大腿骨頭壊死症」を公表した西浦颯大外野手は今後手術を行い、育成選手として復帰を目指す予定だ。

一方のセ・リーグは、巨人が18人に上り12球団最多に。吉川大幾内野手は、中日時代の2014年オフに続き2度目の戦力外通告となった。宮國椋丞投手、イスラエル・モタ外野手らも名を連ねており、今年のドラフトで育成を含め大量19人の新人選手を指名した分、入れ替えが激しくなった。

阪神は5人で、2014年ドラフト1位の横山雄哉投手や伊藤隼太外野手が通告を受けた。8年ぶりAクラス入りの中日は14人。2013年ドラフト1位の鈴木翔太投手ら日本人選手9人、ソイロ・アルモンテ外野手ら外国人選手5人となった。ベテランの石川雄洋内野手らが通告を受けたDeNAは7人。広島は、戸田隆矢投手ら5人で、最下位のヤクルトは“近鉄戦士”の近藤一樹投手ら10人が戦力外となった。(Full-Count編集部)

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