長崎和牛「ぜひ食べて」 佐世保市の畜産農家がPR

長崎和牛を朝長市長にPRする川島部会長(右)=佐世保市役所

 語呂合わせで「いい肉の日」となる11月29日を前に、佐世保市内の畜産農家が26日、朝長則男市長に佐世保育ちの長崎和牛を贈り、市民への消費拡大をPRした。
 市によると、肥育農家11戸、繁殖農家230戸が市内で肉用牛を育て、肥育牛は市内や神戸、子牛は県内や山形、三重などに出荷している。新型コロナウイルスの影響で2~5月ごろ、枝肉や子牛の販売価格が低迷し、畜産農家は打撃を受けたという。
 JAながさき西海和牛肥育部会の川島勉部会長らが市役所を訪れ、サーロインブロック約4キロ、ローストビーフ約500グラムなどを贈呈。ローストビーフなどを試食した朝長市長は「肉汁が出ておいしい」と感想を話した。
 川島部会長は取材に「シンプルに塩こしょうで味わうと肉のおいしさが広がる。ぜひ食べてもらって本当の和牛の良さを知ってほしい」とPRした。

© 株式会社長崎新聞社