オリックス若手の超甘い〝クラブ活動体質〟 新任の水本、梵、入来コーチは変えられるか?

©株式会社東京スポーツ新聞社

最下位オリックスに浮上の目はあるのか

新コーチ3人は若手改革の切り札になるか。オリックスでは水本勝己ヘッドコーチ(52=前広島二軍監督)、梵英心一軍打撃コーチ(40)、入来祐作二軍投手コーチ(48)の就任が決まった。水本ヘッドと梵コーチは猛練習で知られる広島育ちで、現役時代に巨人や日本ハムなどでプレーした入来コーチにも常勝軍団であるソフトバンクでの三軍コーチ経験がある。

それだけに球団内では「若手の意識を変えてもらいたい。ウチも強かったころは二軍の練習量もすごくて、試合のための調整じゃなくて、午前中からキャンプのようなメニューをこなしていた。いつからか練習量が減ってしまい、春季キャンプでも主力より若手が早く引き揚げたりしていた。『オリックス野球クラブ』というだけあってクラブ活動みたいになっているのが現状。若い時に追い込まないで、いつ追い込むのか。キャンプからガンガン鍛えてほしい」(フロント関係者)と新コーチに期待を寄せる。

中嶋監督は自主性を重んじて、効率的に練習させるタイプ。その点についても「一軍レベルはそれでいいかもしれないけど、若手は別。そこをレベルアップできないから最下位になっている。弱いんだからやらなきゃいけないし、レギュラー争いに食い込むチャンスのあるチームなんだから」と見ている。

「ポテンシャルの高い選手は多い。どういうサポートができるか考えたい」(水本ヘッド)、「早く選手の特徴を把握して整理したい」(梵コーチ)。かつて広島OBの達川光男氏は現役時代に経験した春季キャンプでの練習の過酷さを「胃から汗が出る」と称した。カープ魂注入で若手底上げとなるか注目だ。