八重農高生が「ぱち農弁当」考案 食材も生産し石垣空港売店で販売

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 【石垣】八重山農林高校の生徒がレシピを考案した「ぱち農弁当」が、19日から石垣空港出発ロビー内のコーラルウェイ石垣空港売店で販売されている。「石垣島最後の思い出になる商品」をコンセプトに、米や豚肉・鶏肉、トウガン、からし菜、紅芋など生徒らが生産した同校産食材をふんだんに詰め込んだ弁当だ。プロジェクトに取り組んだ生徒らは「自分たちで作った食材を使っていて自信がある。全部おいしい」とアピールする。

 同校が目指す6次産業化の促進と、コロナ禍に伴い校外への販売機会が減少した同校産食材の有効活用を狙った取り組みで、空港売店を運営するJALJTAセールスが同プロジェクトを八重農側に提案した。

 3年生の生徒10人が実行委員会を結成し、6月からレシピづくりに奔走。「沖縄らしさ」を追求しながら、小さな子どもから高齢者まで楽しめる弁当にしようと試行錯誤を重ねて完成させた。

 「三元豚のラフテー 月桃の葉包み」「紅芋のうむくじ天ぷら」「農高産鶏のジューシー」など6品が入り、価格は600円(税込み)。販売期間は来年1月31日まで。

 「ぱち農弁当」を製造し、開発も指導もした「石垣島ALLFOODS,DELIティダパナ」の服部大勇さん(39)は「(同校の)食材は良い物が多く、地元食材を使っているのは大きなメリット。完成度のレベルは高く、800円でも売れる弁当だ」と太鼓判を押す。

 21日は生徒らが売り場に立ち、弁当をPR。観光客らが次々と購入した。プロジェクトリーダーの玉那覇誠篤さん(17)は「レシピ考案は大変さもあったが楽しかった。ボリュームもあり、かつ健康面でのバランスも良いと思う。弁当も(飛行機に乗って)飛んで、東京などでも売れてほしい」と笑顔で話した。