東西南北

©Nikkey Shimbun

 29日は市長選の決選投票が行われる。サンパウロ市もコーヴァス氏が勝つか、追い上げるボウロス氏が逆転するかで、目が離せない展開となっている。だが、気になるのは投票場の状況だ。11月に入ってコロナの感染者や死者が再び増えているからだ。選挙高裁は、選挙人証の代わりとなり、投票圏外にいる人や病気になった人たちが欠席を正当化することが可能なアプリ「e―Titulo」は投票日前日までにダウンロードすることを求め、当日は更新以外のアクセスを禁ずると発表している。15日の一次投票の日にサイバー攻撃で選挙高裁サーバーがパンクして、動かなくなったサイト機能の一つがこのアプリのダウンロードだった。投票場内外での感染を恐れる気持ちもわかるが、市行政の将来を決める大事な日。投票する皆さんには、筆記具持参で、マスクや消毒などの基本的な対策をおろそかにしないことを心掛けてほしい。
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 ブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長は19日に、現時点でのコロナウイルス第2波を否定した。選挙明けの発言がどうなるかは不明だが、27日はブラックフライデーだし、29日は決選投票。12月はクリスマスもある。イギリスやフランスといった第2波で外出規制を強化した国でさえ、クリスマスは一時緩和などの対策を発表しているとか。欧米諸国にとってはクリスマスは商業的、精神的な意味で大事なものなので、自粛強化判断には踏み切りにくいか。少なくともバーやレストランでの集まりなどの密集対策はしてほしいが。
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 29日は市長選決選投票なので、サッカーの試合はない。今週は全国選手権が変則的な日程で行われており、今日はパルメイラスがアトレチコ・パラナエンセと、サントスがレシフェと、サンパウロがバイアと、サンパウロ州勢には気になる試合が行われる。首位が目前に迫りながら、ここ2試合は引き分けで足踏みしているサンパウロには特に注目だ。