エンゼルスなどが韓国で15勝の先発右腕・ストレイリーに興味

「スポーツグリッド」のクレイグ・ミッシュによると、エンゼルス、ジャイアンツ、レッズを含む複数のメジャーリーグ球団が今季韓国プロ野球で15勝をマークした右腕ダン・ストレイリーの獲得に興味を示しているようだ。メジャーで3度の2ケタ勝利を含む通算44勝の実績を誇るストレイリーだが、2019年は防御率9点台の大不振に陥り、メジャー契約のオファーを得られなかったため、年俸100万ドルの1年契約で韓国プロ野球のロッテ・ジャイアンツに入団することを選択していた。

数日後に32歳の誕生日を迎えるストレイリーがメジャーリーグへ復帰するかどうかは本人の意思次第だろう。今季はロッテの先発の柱として31試合に先発して194回2/3を投げ、15勝4敗、防御率2.50、205奪三振という素晴らしい成績をマーク。メジャーで3度の2ケタ勝利を記録した実力を見せつけた。ミッシュによると、ストレイリーは近いうちに韓国に残るかアメリカへ戻るかを決断するつもりだという。

2012年にアスレチックスでメジャーデビューしたストレイリーは、翌2013年に自身初の2ケタ勝利となる10勝をマーク。その後の2年間は不振が続いたものの、レッズでプレーした2016年には34試合(うち31先発)に登板して191回1/3を投げ、14勝8敗、防御率3.76、162奪三振という自己最高の成績をマークした。マーリンズへ移籍した2017年にも10勝を挙げ、自己最多の170奪三振を記録したが、翌2018年は5勝どまり。オリオールズでプレーした2019年は2勝4敗、防御率9.82という自己最悪の成績に終わった。

韓国で好成績を残したことにより、ストレイリーはメジャーリーグ球団から1年前より好条件のオファーを得られる可能性が高い。ただし、その多くは1年契約のオファーであると見られる。メジャーリーグへの復帰を希望していると思われるストレイリーだが、今季所属したロッテを含む韓国の球団(あるいは日本の球団)から複数年契約のオファーが届いた場合、そちらを選択する可能性もありそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.